2018年12月01日

「歯車」(2018年12月1日観劇)

11/24-12/15「歯車」(SPAC秋→春シーズン2018-2019)@静岡芸術劇場
 Dec.1.'18.観劇。開演と同時に三島さんの怪演「カリスマ理容師」に遭遇し、若菜さんと芙三次さんのどアップに逢えました。役得?のM列下手。
 多田淳之介演出は初見。「歯車」は芥川龍之介の遺作で、芥川が1927年に自死した後に発表された小説。その小説を素材として演出家と6人の俳優が何日もワーキングするなかで創り上げられた舞台。
(以下作成中)

上演時間
1330-プレトーク(永井健二)
1405-1600
カーテンコール2回3分
1605-1640 演出の多田淳之介さんと6人のキャストによるアフタートーク、司会:大岡淳 (SPAC文芸部)

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作品紹介 spac.or.jp/haguruma_2018.html から抜粋
 昭和二年に自死した後に発表された小説『歯車』は、ある男が知人の結婚披露式への出席のために上京し、ホテルに滞在しながら執筆を行なう数日を描いている。
 義兄の訃報をはじめ、破滅や死への不安に襲われながらも心を平静に保とうと執筆に向かう姿は、最期の刻を間近にした芥川本人の姿にも重なる。
 劇団「東京デスロック」主宰として国内外で活躍の場を広げ、埼玉県の富士見市民文化会館キラリ☆ふじみの芸術監督を務める多田淳之介、初のSPAC演出作。

スパック新聞「歯車」は←こちら


スタッフ
構成・演出: 多田淳之介/原作: 芥川龍之介

キャスト[五十音順]
大内智美/奥野晃士/春日井一平/河村若菜/坂東芙三次/三島景太


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2018年10月28日

「修道女たち」(2018年10月28日マチネ観劇)

10/20-11/15「修道女たち」(KERA・MAP #008)@下北沢本多劇場
 Oct.28.'18.M.観劇。プレオーダーで週末マチネを確保しての観劇です。プレオーダーでチケットを確保した甲斐がありました。
 アーメンならぬ、「ギッチョラ」が祈りの言葉となるKERA的時空間が炸裂している。
 人里離れた修道院に暮らす修道女たちの聖、そして性を含めた生が綴られる3時間15分。時間の経過を感じさせない舞台の展開がある。ただ白塗りのメイクは残念。(以下作成中・・・。)


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作品紹介
 宗教とは無縁な私が聖職者の物語を描きたいと欲するのは何故なのだろう。理由はいくつでも挙げられる。
 第一に、禁欲的であらねばならぬというのが魅力的。奔放不覊な人間を描くよりずっと面白い。「やっちゃいけないことばかり」というシチュエーションは、コントにもシットコムにももってこいだ。
 第二に、宗教的モチーフが、シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは不条理劇と非常に相性がよい。不思議なことがいくら起こっても、「なるほど、神様関係のお話だからな」と思ってもらえる。
 時間が無くて二つしか思い浮かばなかったが、かつて神父を登場人物にした舞台をいくつか描いてきた私が、満を持して修道女の世界に挑む。しかも複数だ。修道女の群像劇である。どんなテイストのどんなお話になるかは神のみぞ知る。ご期待ください。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(cubeのHPから抜粋)


上演時間
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13:04-14:16
休憩
14:31-16:16
カーテンコール2回3分

スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
鈴木杏:オネージー(村の女)
緒川たまき:シスター・ニンニ(オネージーの親しい友人)
鈴木浩介:テオ(帰還兵)
伊勢志摩:シスター・マーロウ(修道院長)
伊藤梨沙子:シスター・ソラーニ
松永玲子:シスター・アニドーラ
みのすけ:テンダロ/ドルフ(村の男)/保安官/死神
犬山イヌコ:シスター・ノイ
高橋ひとみ:シスター・ダル(ソラーニの母親)

チケット
チケット料金7,400円(前売当日共/全席指定・税込)
東京公演 2018年8月25日(土)発売
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2018年10月20日

授業(2018年10月20日観劇)

10/6-10/28「授業」(SPAC秋→春シーズン2018-2019)@静岡芸術劇場
Oct.20.'18.M観劇。
 客席入り口にはいつもの通りに、宮城総監督がお出迎え。フランス公演の最中に先に帰国した模様。
 開演前には西、菊川の両演出による前説。前説途中に最前列に座った谷口に挨拶もしてくれた。(;'∀')
 次にキャストによるアナウンス(というよりは、舞台前から客席を巡回しながらの開演前の注意)で、10/20は貴島 豪による3回リピート(^^;
と開演前から盛りだくさんのお楽しみがあり。

 舞台は数分遅れのスタート。若い女性がとある教授の自宅で個人教授を受けるというお話。
 どことなく自信無げな教授、それに反して極めて快活な女生徒。3週間で博士になる、目指すはノーベル賞の全賞制覇。
 授業は算数から始まり、足し算は難なくこなすが、引き算になるとなにやら雲行きがあやしくなりだし、言語学の授業に至っては目もうつろになり出し、歯が痛いと訴える女生徒。
 教授役は三人の男優(貴島、野口、渡辺)が、シーケンシャルに、やがてはパラレルに同時進行で演じる。その三者三様の癖を持つ男優を、一身で受け止め、やがてぼろぼろに壊れてゆく女生徒(布施)。
 決して笑い転げる舞台ではない。人間の暗の部分、無明ともいうべきものにじっくりと浸かってしまう舞台である。まさに不条理の真骨頂だ。

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上演時間

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14:03-15:25
カーテンコール4回5分

スタッフ
演出: 西 悟志
共同演出: 菊川朝子
作: ウジェーヌ・イヨネスコ
翻訳: 安堂信也、木村光一

キャスト
貴島 豪
野口俊丞
布施安寿香
渡辺敬彦

作品紹介 spac.co.jp から抜粋
 ある教授のもとに、ひとりの生徒が個人授業を受けに訪れる。穏やかに始まった授業は徐々に変調をきたし、衝撃のラストへ…。
 ルーマニアの劇作家、ウジェーヌ・イヨネスコにより1950年に発表され、「喜劇的ドラマ」と副題がつけられたこの作品では、ナンセンスな笑いとともに日常に潜む狂気とコミュニケーション不全が描かれている。半世紀以上にわたり世界各地で上演され続ける不条理演劇の傑作に、鬼才・西悟志が挑む。高い評価を得ながらも長らく演劇活動を休止していた稀代の演出家を、宮城聰が大抜擢。



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2018年09月16日

「出口なし」(2018/9/15観劇)

8/25-9/24「出口なし」(シス・カンパニー公演)@新国立劇場小劇場
Sep.15.'18.M.観劇。窓もなくドアも開かない密室に、訳ありの過去を背負った男女3人が案内されてきた。これまで何の接点もなかった3人がお互いを挑発しあいながら、それぞれの人生を語り出す。
 実は彼らは死んだ後にこの密室にやってきたのであった・・・。永遠の時間に対峙するとき、人はどうなるのか。
(以下作成中)

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スタッフ
作:ジャン=ポール・サルトル
演出・上演台本:小川絵梨子

キャスト
大竹しのぶ:イネス
多部未華子:エステル
段田安則:ガルサン
本多遼:ボーイ

上演時間
14:00-15:20
カーテンコール2回2分
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作品紹介 siscompany.comから抜粋
 人間の根源を実存主義という哲学概念から探求してきた哲学者サルトルには、劇作家、小説家としての顔がありました。この度、私たちシス・カンパニーが挑む『出口なし』は、彼の劇作家としての代表作で、日本を含めた全世界で繰り返し上演されてきた作品です。
 「サルトルって哲学者のサルトル?小難しそう・・・」という声が聞こえてきそうですが、心配は全く無用!
 私たちは哲学論議をぶつけるためにこの演目を選んだのではなく、理由はズバリ、この戯曲に描かれた「密室」という究極の状況下での人間関係や感情の動きが、実に濃密で高いエネルギーを発しているから!
 それを演劇界屈指の顔ぶれで見られるチャンスが今回のシス・カンパニー公演『出口なし』なのです。
 設定は窓もなくドアも開かない密室。
 そこに、何の接点もない男女3人が集められます。そこには鏡もないため、自分の姿を見ることはできません。そこで自分の姿や存在を確かめられるのは、目の前にいる相手を通して確かめるのみ。自分がどんな存在でそこに在るのかは相手を通してしかわからない。これは、社会生活上でも同様で、社会で自分がどのような存在と見られているのかは、自分の判断ではなく、自分に向けられる他者の態度や視線でしか自分の社会的存在を知ることができないのです。この『出口なし』に先立って、サルトルは大著『存在と無』で、「無の問題」「対自存在」「対他存在」などを論じていますが、他者の意識との相克的関係を極限的な形で表現したのが、この戯曲『出口なし』だと言われています。

Story siscompany.comから抜粋
 とある一室に、それぞれ初対面のガルサン、イネス、エステルの男女3人が案内されてきた。
 この部屋には窓もなく、鏡もない。
 これまで接点もなかった3人だったが、次第に互いの素性や過去を語り出す。
 ガルサンはジャーナリスト、イネスは郵便局員、そして、エステルには年が離れた裕福な夫がいたという。
 それぞれがここに来るまでの話はするものの、特に理解し合う気もない3人は、互いを挑発し合い、傷つけ合うような言葉をぶつけ合う。
 そして、この出口のない密室でお互いを苦しめ合うことでしか、自分の存在を確認する術もない。
 なぜ3人は一室に集められたのか・・・。
 ここで、彼らは何らかの救いを見出せるのだろうか?
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2018年07月25日

「睾丸」(2018年7月21日マチネ観劇)

7/6-7/29「睾丸」(Nylon100℃ 46th SESSION)@東京芸術劇場シアターウエスト
Jul.21.'18.M.観劇。
 ナイロン100℃の25周年記念公演の第2弾。「睾丸」の時代設定は今から25年前の1993年、ナイロン100℃が始動した年。
 
 舞台はその1993年に25年ぶりに再会した二人の男と彼らの家族の物語である。バブルがはじけ、失われた90年代がスタートし始めていた混沌とした時が舞台となっている。

 1968年、社会全体が学生運動の嵐――社会の支配、管理の構造を解体しようとする運動とこれを維持し温存しようとする体制との攻防――のなかで、まさに「全共闘世代」の二人とその取り巻きは青春を燃やしていた。
 
 1993年の日本、25年前の学生運動での自らの所業を引きずりながら生きている一組の夫妻、赤本健三(三宅弘城)と亜子(坂井真紀)。そこにかつてのセクトのリーダーであった七ツ森豊(安井順平)の死を告げる電報が届く。
 その突然の電報を不審に感じる赤本夫妻にところに、突然現れる25年前の活動仲間の立石伸高(みのすけ)。
 そこから舞台が始まる。

 学生運動に明け暮れる青春を生きた全共闘世代。その瞬間瞬間を生きた若者たちの人間模様を1993年と1968年との時空間を行き来しながら暴き出してゆく。
 鴻上やら、清水やらの実在の演劇人が端々に出てくる会話がもたらす乾いた笑いで綴られる3時間。その時空間を過ごすうちに、とてつもないヒリヒリ感に包まれる自分がいることを見出す。

 しらけ世代、無共闘世代として生きてきたからか、1968年当時は小学生であった私にとって学生運動とは、テレビを通して観るだけの大人たちのバカげた騒動でしかなかった。その時代を描き切るケラさんの筆力はやはり畏るべし。

 蛇足ですが、客席を見渡すと、観客もそれなりに年を取ってきている。自身を含めてアラフィフ、オーバーアラカンばかり。20数年舞台を見続けてきていれば、これも当然かもしれない。
 ここにも高齢社会の波を垣間見る。

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作品紹介 sillywalk.com から抜粋
 ナイロン100℃、25周年記念公演の第2弾をお贈りする。だからというわけでもないが、25年前=1993年を時代設定にしたいと、今のところ考えている。
 1993年に25年ぶりに再会した二人の男と、彼らの家族の物語。
 1993年の25年前が1968年だと気づいたのは好都合だった。
 1968年。この年の5月、フランスはパリの衛星都市ナンテールに端を発した若者たちの反乱が、程なく日本にも飛び火した。支配・管理の構造を解体しようとする運動と、これを維持し温存しようとする体制との攻防の中で、若き二人は青春を燃やしていたのではないか。
ならば68年を描いてはどうだ。否、その領域には、すでに先人達が数々の名作を遺している。私なんぞが今さら出る幕じゃない。
1968年と2018年を結ぶ半世紀のきっかり中間地点。バブル経済が弾け、浮かれた日々を突然封じられた1993年の日本。
 「男なら我慢せい!金玉がついてるなら耐え抜かんか!」
 厳格な父親の叱咤を浴びながら育った男が、かつての盟友に会ってたいそう幻滅するお話だ。こちらの方がずっと興味深い。
主宰 ケラリィーノ・サンドロヴッチ


上演時間
上演時間
13:30-15:01
休憩
15:14-16:45
カーテンコール2回3分
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スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
三宅弘城:赤本健三
みのすけ:立石伸高

新谷真弓:浩子(光吉の元嫁)/看護師
廣川三憲:霧島作郎(亜子の恋人)/学部長/マスター/入院患者
長田奈麻:立石静
喜安浩平:多田厚夫(巡査)/医者
吉増裕士:歌田(愛美の父親)/入院患者
眼 鏡太郎:コナザワ(学生)/医者
皆戸麻衣:ワタナベ(学生)/入院患者
菊池明明:歌田愛美/ウェイトレス
森田甘路:立石伸也/学生/入院患者
大石将弘:江戸一/カンバラ(学生)

坂井真紀:赤本亜子
根本宗子:赤本桃子/看護師
安井順平:七ツ森豊
赤堀雅秋:光吉(亜子の弟)

東京公演チケット
全席指定・税込  6,900 円/学生割引券 3,400 円
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2018年05月05日

マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜(2018年5月5日観劇)

5/3,4,5,6「マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜」(ふじのくに野外芸術フェスタ2018)@駿府城公園紅葉山庭園前広場特設会場
May.5th.'18.観劇。
 宮城聰の祝祭音楽劇『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』。“リング状”舞台が駿府城公園にまたまた登場!
 古来インドより伝わる叙事詩の中で最も美しく壮大な愛の物語を壮麗なビジュアルで描く『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』。2015年公演に続き再見。

 薫風香る皐月、借景は木立、その向うには静岡県庁別館や呉服町タワーの照明がみえる。そこに乱舞するSpacの俳優たち。そして、それを支える見事なパーカッションの音色。
 まさに人間讃歌の祝祭劇だ。

上演時間
19:00-20:50
カーテンコール4回5分

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スタッフ
演出:宮城聰/台本:久保田梓美/音楽:棚川寛子/空間構成:木津潤平
 
キャスト
語り:阿部一徳
ダマヤンティ:美加理
ナラ王:大高浩一
御者バールシュエーヤ:大内米治
乳母ケーシニー:赤松直美
ナラ王の弟プシュカラ:牧山祐大
悪魔カリ:横山 央
猟師/ビーマ王:渡辺敬彦
母后:本多麻紀
母后の娘スナンダー:石井萠水
リッパルナ王:大道無門優也
僧侶ステーヴァ:武石守正
帝釈天:舘野百代(M)/榊原有美(S)
火天:本多麻紀(M)/桜内結う(S)
水天:布施安寿香(M)/山本実幸(S)
閻魔:片岡佐知子(M)/関根淳子(S)
カルコータカ:榊原有美(M)/片岡佐知子(S)
演奏:寺内亜矢子/石井萠水/加藤幸夫/桜内結う/佐藤ゆず/仲村悠希/森山冬子/山本実幸/吉見 亮/若宮羊市

作品紹介 spac.or.jpから抜粋
 SPAC祝祭音楽劇の頂点、『マハーバーラタ』を体験したか!!!
 王家の熾烈な争いを軸とした古代インドの国民的大叙事詩のなかで、最も美しいロマンスといわれる挿話『ナラ王物語』。争いの絶えない俗界に咲く花のような物語を、宮城聰は「平安時代に伝わっていたら・・・」という大胆な着想のもと、絢爛豪華な舞台絵巻に昇華させる。圧巻は神々と人間が駆け巡る360度の大パノラマ舞台!俳優たちの動きと重厚な語り、さらに生演奏が三位一体となり、眼前に天上の祝祭が広がる。2014年、フランス・アヴィニョン演劇祭の大観衆を驚嘆させた本作は、この秋に開催される日本博「ジャポニスム2018」でパリを熱狂の渦に巻き込むことだろう。世界が注目する宮城聰×SPACの代表作、あの興奮を再び新緑の駿府城公園で!

あらすじ spac.or.jpから抜粋
 その美しさで神々をも虜にするダマヤンティ姫が夫に選んだのは、人間の子・ナラ王だった。その結婚を妬んだ悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け国を手放すことになる。落ちのびていく夫に連れ添おうとしたダマヤンティ。だが疲れて眠っている間に、彼女の衣の切れ端を持ってナラは去る。夫を捜して森をさまようダマヤンティを様々な困難が襲う。行く先々で危機を乗り越えた彼女はやがて父親の治める国へ。一方ナラも数奇な運命を経てその国にたどり着く。果たして夫婦は再会し、国を取り戻すことが出来るのか…

チケット
一般大人:4,100円
☆ペア割引/グループ割引/ゆうゆう割引(満60歳以上対象)/学割など
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2018年04月30日

ナイロン100℃ 45th SESSION「百年の秘密」(2018年4月30日観劇)

4/7-4/30「百年の秘密」(ナイロン100℃ 45th SESSION)@下北沢本多劇場
Apr.30.'18.M、東京最終公演観劇。
 初演はナイロン100℃38th SESSION「百年の秘密」(2012年4月28日マチネ)に観ているので、6年ぶりの再演となる。
 ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を彷彿とさせる時間軸を縦横無尽に行き来する戯曲である。
 初演ではその捕捉にエネルギーを消耗するだけであった。
 再演は初演よりも数段分かりやすく、初演では理解しきれなかった部分が解消し、素直に感情移入する作品に仕上がっている。ケラさんとナイロン100メンバー、そして客演の偉大なる挑戦に乾杯。

以下作成中・・・・。
 
上演時間
1305-1445
休憩
1502-1628
カーテンコール4回3分、ケラさんの登場もあり。

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スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
犬山イヌコ:ティルダ・ベイカー/ニッキー(フリッツの孫)
峯村リエ:コナ・アーネット/ドリス(ポニーの孫)

みのすけ:チャド・アビントン(ティルダとコナの同級生)
大倉孝二:エース・ベイカー(ティルダの兄)
松永玲子:パオラ・ベイカー(ティルダとエースの母・ウィルアムの妻)/老年のポニー
村岡希美:リーザロッテ・オルオフ(ティルダとコナの同級生)
長田奈麻:メアリー(ベイカー家の女中)
廣川三憲:ウィリアム・ベイカー(ティルダとエースの父・パラオの夫)/老年のフリッツ
安澤千草:家を買いに来た客・妻
藤田秀世:家を買いに来た客・夫/カウフマン(リーザロッテの夫)
猪俣三四郎:不動産屋
菊池明明:ヴェロニカ(エースの恋人)
小園茉奈:ブラックウッド家のメイド
木乃江祐希:家を買いに来た客・息子の恋人(ケイト)
伊与勢我無:家を買いに来た客・息子(ロビン)

萩原聖人:カレル・シュナイダー
泉澤祐希:フリッツ・ブラックウッド(ティルダとフォンスの息子)
伊藤梨沙子:ポニー・シュナイダー(コナとカレルの娘)
山西 惇:フォンス・ブラックウッド(ベイカー家の隣人)

ケラさんメモ
 『百年の秘密』はあの震災の翌年に初演された。二人の女性の奇妙な友情を軸に、彼女達をとりまく人々に訪れた「日常の数十分」をいくつか切り取り、約80年という長いスパンで、但し時系列に添うことなく並べたクロニクル。劇中に震災を想起させるような要素は皆無だが、執筆≠稽古中、ずっと頭にあったのは、幸せとは言えぬ亡くなり方をした方々の、その人生を引っくるめて「悲惨」と称してしまうことへの反発と、そう称されてしまう人生たちへの擁護だった。「終わり良ければ」は人の一生には当てはまらないのではないか。別の言い方をすれば、そもそも悲惨でない人生なんてないんじゃないか。そんな気持ちだった。

 「どうしても再演しておきたい公演」というのは滅多にない。「どうしても」となると、劇団での上演に関しては、今やこの作品が唯一。最後の一本だ。再演時に取材をお受けすると、まず「どうしてこれを今再演したかったのでしょう」と聞かれる。そんなこと聞かれても、再演したかったからです、としか言い様がない。どうしても再演したかった。
 実は初演時から「絶対再演したい」とプロデューサーに直訴していた。初演の出来が悪かったからとか、観客の評判が良かったからではない。強いて言うなら、作品側から求められていたのだ。
 ナイロン25周年に相応しい、決定版再演にします。ぜひとも足をお運び頂きたい。
主宰 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(本チラシより)


チケット
 2018年1月9日から『百年の秘密』のチケット最速先行(プレオーダー)の実施。(2017.12.20告知)

 料金:全席指定・税込6,900円 学生割引券3,400円 ※学生割引券はチケットぴあ前売のみ取扱
 発売日:2018年2月17日(土)



初期告知
2017年11月10日に
http://www.cubeinc.co.jp/news/#25
で、告知されています。
以下、抜粋です。
-------------------(抜粋)-------------------
 来年2018年にナイロン100℃は結成25周年を迎えます。記念年に際して、2018年4月と7月に本公演の上演が決定しました!

ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント(仮チラシより)
 四半世紀、続けてしまった。こんなに続くなんて夢にも思わなかった。
 ずっと一緒に創作してくれた劇団員、支えてくれたスタッフと客演陣、そしてこんなに安定しない作風と身勝手な態度を見捨てずにいてくれた観客の皆様に謝意を。
 25周年を記念して、2018年は、近年の劇団公演の中では抜きん出た一作、どうしても再演したかった『百年の秘密』と、赤軍派の内ゲバ事件に材をとる予定のやさぐれた新作群像劇『睾丸』(仮題)を上演する。
 もう暫くの間、我々にしか作れない演劇をやり続けるつもり。しくよろ。
主宰:ケラリーノ・サンドロヴィッチ


【公演概要】

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○ナイロン100℃ 45th SESSION『百年の秘密』
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:犬山イヌコ/峯村リエ
みのすけ/大倉孝二/松永玲子/村岡希美/長田奈麻/廣川三憲/安澤千草/藤田秀世/猪俣三四郎/菊池明明/小園茉奈/乃江祐希/伊与勢我無
萩原聖人/泉澤祐希/伊藤梨沙子/山西 惇

【東京公演】2018年4月 下北沢 本多劇場  5月兵庫、愛知、長野公演予定

○ナイロン100℃ 46th SESSION『睾丸』(仮題)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:
三宅弘城/みのすけ
新谷真弓/廣川三憲/長田奈麻/喜安浩平/吉増裕士/眼 鏡太郎/皆戸麻衣/菊池明明/森田甘路/大石将弘
坂井真紀/根本宗子/安井順平/赤堀雅秋

【東京公演】2018年7月 池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト 他
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2018年04月28日

「寿歌」(2018年4月28日観劇)

4/28,30「寿歌」(ふじのくに⇄せかい演劇祭2018)@舞台芸術公園 野外劇場「有度」
Apr.28.'18観劇。
 核戦争後のガレキの山の世界。戦争が終わった後にもコンピュータの誤作動で核兵器が飛び交い、Li弾が生き残る人を焼き殺している世界。その荒野を彷徨う旅芸人のゲサクとキョウコ。そこに現れるヤスオという男。ストーリーとしてはそれだけである。
 淡路出身の奥野と生粋の浪速っ子のたきいみきとの関西弁の応酬は楽しい。関西の淫語とノリが飛び交う舞台は観客の年齢やそのバックボーンにより単発的かつ局所的にウケる。
 しかし、それら笑いのセリフが紡ぎだす心象風景は切なく、極めて切ない舞台となっている。キョウコの透明な切なさが際立つ。

写真 (2018-04-29 9_42_32).jpg
 
上演時間
客入れに手間取ったせいか、開演時間の18:15が若干遅れる。
18:23-19:55
カーテンコール4回2分

 舞台芸術公園野外劇場「有度」での「寿歌」公演は冷える。配布資料には使い捨てカイロ、防寒シートも含まれているがそれでも冷えます。防寒程度はダウンジャケットを着る位の覚悟が丁度良いかと思います。

スタッフ
作:北村想/演出:宮城聰/美術:カミイケタクヤ/照明:木藤歩

キャスト
奥野晃士:ゲサク
たきいみき:キョウコ
春日井一平:ヤスオ(ヤソ)

作品紹介 spac.or.jp から抜粋
 本作は、劇作家・北村想氏が1979年に発表した氏の代表作で、80年代に演劇の歴史を変えたとも言われる戯曲です。
 核戦争後の廃墟と化した世界を放浪する男女3人の物語。近未来的な世界観がまさに現実に迫る今、宮城聰が新たな演出で手掛けます。
 上演言語/字幕:日本語上演/英語字幕
 座席:全席自由

宮城 聰 メモ spac.or.jp から抜粋
 『寿歌』という戯曲がいかに特別なものであるかは、近年まで優れた上演が途絶えないという事実からもじゅうぶん証されていると思います。
 では僕がその優れた上演史に「錦上花を添える」ことができるかどうか。それはまだわかりません。
 じゃあ自信もないのになぜ演出する気になったかと言えば、僕は北村想という人のことをあまり知らないなあと思ったからです。
 ん?
 それがなぜ演出する理由になる?
 いや、ひどく自分勝手な理由なのですが、「その人のことを知りたいときはその人の戯曲を演出する」というのが、僕が上演戯曲を選ぶ際のいちばんの動機だからです。
 『寿歌』を演出すれば、北村想という人の、ものの考え方とか、外界との距離の取り方とか、生理とかがわかってくるんじゃないかと思います。
 いま僕はそれを知りたいんですね。今を乗り越えるために、それを知りたい。
 いかがですか?
 ご一緒に、このプロセスを、たどりませんか?

ふじのくに⇄せかい演劇祭2018オープニングイベント
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2018年04月21日

ヘッダ・ガブラー(2018年4月21日マチネ観劇)

4/7-4/30「ヘッダ・ガブラー」(シス・カンパニー公演)@Bunkamuraシアターコクーン
 シス・カンパニーDM先行予約(1/14)で週末マチネ公演チケットを確保。
 ヘッダ・ガブラーはイプセンの戯曲で4幕構成、1890年の作。
 平凡な大学教師の妻ヘッダが、著述で名声を博しているかつての愛人レーブボルグに自殺を命じ、自分も死ぬというお話。
 解放されていると自他ともに認める女性が確固とした生き方を見いだせないなかで自殺するという悲劇。
 寺島しのぶはカッコ良すぎます。
 小日向さん、役以上に自虐的に演じている。
 ナルシーは相変わらず、頭がデカイ!
 水野美紀は舞台で観てもキレイです。
 悪役の段田もいいものです。

上演時間
13:01-14:14
休憩15分
14:30-15:30
カーテンコール2回2分
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スタッフ
作:ヘンリック・イプセン/翻訳:徐 賀世子/演出:栗山民也/美術:二村周作/照明:勝柴次朗/音楽:国広和毅

キャスト
寺島しのぶ:ヘッダ・テスマン(旧姓:ガブラー)
小日向文世:イェルゲン・テスマン
池田成志:エイレルト・レェーヴボルク
水野美紀:エルヴステード夫人
佐藤直子:ミス・テスマン
福井裕子:ベルテ
段田安則:ブラック判事

STORY siscompany.comから抜粋
 高名なガブラー将軍の娘で美しく気位が高いヘッダ(寺島しのぶ)は、社交界でも話題の中心にいて、いつも男たちに崇められる魅力的な存在だった。しかし、頼りの父親が世を去り、ヘッダは周りの男たちの中から、将来を嘱望されている文化史専攻の学者イェルゲン・テスマン(小日向文世)を選び、世の女性たちと同じように、結婚する道を選んだ。
 この物語は、二人が半年の長い新婚旅行から帰ってきた翌朝から幕をあける。新居には、イェルゲンの叔母ミス・テスマン(佐藤直子)とメイドのベルテ(福井裕子)が二人を待っていた。彼らに思いやりを示すイェルゲンに対し、新妻ヘッダは、自分が強く望んでイェルゲンに購入させたにも関わらず、新居への不満を並べ出し、すでにこの結婚に退屈している様子を隠さない。
 そこへ、昔からの知り合いであるエルヴステード夫人(水野美紀)が訪ねてきた。今は田舎の名士の後妻となった彼女だが、義理の子供たちの家庭教師だったエイレルト・レェーヴボルク(池田成志)を探しに街にやって来たのだという。レェーヴボルクとは、イェルゲンのライバルであった研究者で、一時期、自堕落な生活で再起不能と言われたが、田舎町で再起。最近出版した論文が大きな評判をとっている男だった。そのレェーヴボルクこそ、ヘッダのかつての恋人で、スキャンダルを恐れたヘッダが、拳銃で彼を脅し、一方的に関係を断ち切ったという過去があった。ヘッダとの関係を知らないエルヴステード夫人は、彼を再起させるために論文執筆にも協力したことを語り、街に出た彼がまた昔の悪い暮らしに戻ることを恐れ、追いかけてきたという。
 そして、もう夫の元には戻らない覚悟を決めていた。また、ライバルであったイェルゲンもレェーヴボルクの才能は評価しており、その再起を喜んでいた。そんな二人の純粋な思いを前に、苛立ちを覚えるヘッダ。そこに、夫婦が懇意にしているブラック判事(段田安則)が訪ねてくる。判事から、イェルゲンが有力と言われていた大学教授の候補に、レェーヴボルクも復活してきたことを聞かされたヘッダの心中は大きくざわつき始める。
 ブラック判事と二人になったヘッダは、いかにこの結婚や毎日の暮らしが退屈か、このまま子供を生んで平凡な母親になることだけは嫌だと語り出す。ヘッダに気があるブラックは、このまま見せかけの結婚生活を送りながら、気ままに浮気を楽しめばいいと、それとなく誘うが、そんな自分にはなりたくないと断るヘッダ。
 やがて、レェーヴボルクが現われ、久々に対面した二人は、まだ惹かれあっていることを互いに感じあうが、そこでエルヴステード夫人と会えたことを素直に喜ぶレェーヴボルクの姿を見て嫉妬したヘッダは、まだ自分に彼を操る力があるかを試すために、酒の席を避けて更正していた彼を言葉巧みに、ブラック判事のパーティへと送り出してしまう。
 案の定、酒の力で自分を見失ったレェーヴボルクは、大事に持ち歩いていた次作の原稿を紛失してしまう。
 原稿は、たまたまイェルゲンが拾い、ヘッダに託したのだったが、ヘッダはそれを戸棚に隠してしまう。そこに落ち込んだレェーヴボルクが現われるが、ヘッダは、原稿は隠したまま、レェーヴボルクに父の形見を手渡し、ある言葉を囁く・・・・。そして・・・・。

チケット
一般前売:2/17
全席指定・税込 S席9,000円/A席:7,000円/コクーンシート:5,000円

公演紹介 siscompany.comから抜粋
 高名な将軍の娘で、美貌と才気に恵まれた女性ヘッダ。思いのままに人を操り、すべてを手に入れたかに見える彼女だったが、実は現状への不満や不安、言いようのない焦燥感にかられ…。
 彼女は「稀代の悪女」なのか、時代に抗った「新しい女」なのか!?19世紀末にイプセンが放った衝撃の女性像に、最強カンパニーが総力で挑む!

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 『近代演劇の父』と称されるヘンリック・イプセンの戯曲には、19世紀の社会制度や女性の地位を背景にした、印象的な女性像が多く登場します。その中でも代表的なヒロインと言えば、私たちシス・カンパニーが2008年に上演した『人形の家』(1879年作)の主人公ノラ、そして、この度、栗山民也を演出に迎え、私たちが10年ぶりに挑むイプセン戯曲となる『ヘッダ・ガブラー』(1890年作)の主人公ヘッダだと言えるでしょう。
 この二人ほど、いわば「社会に抗う女性像」の象徴として、世紀を超えて論じられてきたヒロインは、他にはいないかもしれません。人々が「進取」を競い、資本主義概念が劇的な成長を遂げた19世紀末においても、まだまだ宗教的な因習や道徳倫理に縛られていた社会では、「妻が自己に目覚め、夫と子供を置いて家を出る」というノラの選択や、本作のように、「常に不満や焦燥感を抱き、衝撃的な結末を選択する妻・ヘッダ」の描写は、到底容認できないテーマであったことは想像に難くありません。
 さて、「鳥かご=結婚制度」から羽ばたくイメージからか、近代フェミニズム運動の高まりの代名詞のような印象が強い「ノラ」に対し、本作のヒロイン・ヘッダの性格や行動は、発表当時から「悪魔的、破滅的」と形容されてきました。
 「将軍の娘」として恵まれた環境に育ち、自由で享楽的なようで、実は臆病で社会の規範から外れることを恐れている。 そして、常に何かを渇望しながら、それが何かが自分ではわからず、いつもフラストレーションを抱え、他人が何か「生きがい」や「目的」に目を輝かせると面白くなく徹底的に邪魔をする・・・。いやはや19世紀ならずとも、現代でもかなり“コマッタ人”です。ただ、彼女が抱える「心の闇」は、「悪魔的、破滅的」というよりも、どこかリアルで身近です。衝撃の結末に向け、理屈とは無縁の爆走ぶりを見せますが、そのリアリティこそが、発表から130年近くの間、その時代時代を代表する俳優たちが競って演じてきた理由なのかもしれません。そんな衝撃の女性像と、彼女を巡る人間関係の濃密な心理ドラマに、いよいよ最強のメンバー総力で挑みます!
 日本の演劇界の第一人者・栗山民也演出の下、ヘッダを演じるのは、舞台、映像で常に刺激的なヒロインを演じてきた寺島しのぶ。過去に出演したシス・カンパニー公演では、自己を確立した女性を演じてきた彼女が、今回、どのようなヘッダ像を打ち出すのか目が離せません。
 また、映像はもちろん、古典から現代劇に至るまで圧倒的な演技力を舞台に刻む小日向文世が、ヘッダの夫イェルゲンを演じ、ヘッダの元恋人で、最後には彼女の歪んだ美学に捕われる男レェーヴボルクには、硬軟の役柄を自在に操る池田成志が登場。
 また、自身の演劇ユニット活動をはじめ、演劇活動にも積極的な水野美紀が、どこか「ノラ」のイメージを宿す、自立を期す女性エルヴステード夫人を演じます。加えて、佐藤直子、福井裕子のベテラン勢が、ヘッダが嫁いだテスマン家を象徴する存在感を示し、そして、衝撃の結末のカギを握る男:ブラック判事を演じる 段田安則が、スリリングな展開を加速させる役割を担います。翻訳には、ヴィヴィッドなダイアローグで人間心理に肉薄する徐賀世子が担当。近代演劇の古典とも言うべき作品に現代ドラマのエネルギーを注ぎ、この衝撃作の魅力をパワーアップさせています。
 演劇の究極の醍醐味が凝縮された『ヘッダ・ガブラー』。是非ご注目ください!!
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2018年02月25日

ミヤギ能 オセロー 〜夢幻の愛〜(2018年2月25日観劇)

2/11-3/11「ミヤギ能 オセロー 〜夢幻の愛〜」(SPAC 秋→春のシーズン 2017 – 2018)@静岡芸術劇場
Feb.25.'18観劇。
 『マハーバーラタ』『アンティゴネ』でアヴィニョンを陶酔させた宮城聰の最新作は13年ぶりに蘇る伝説の鎮魂劇。
 シェイクスピアのオセローのデズデモーナを主役にした作品。
 ややもすれば作品の中、歴史の中に埋もれてしまっているデズデモーナの無念、女性の情念を見事な幽玄美に昇華する美加理の存在感が俊逸。

(以下、作成中・・・・。)

上演時間
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14:02-14:07 宮城聰前説
14:07-15:30 前場、間狂言、後場
15:30-15:34 カーテンコール2回

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スタッフ
演出:宮城聰/原作:ウィリアム・シェイクスピア/謡曲台本:平川祐弘/空間構成:田中友章/照明デザイン:大迫浩二/衣装デザイン:高橋佳代

キャスト
【前場】
前シテ S鈴木陽代 M美加理 [デズデモーナ]
ツレ1 S布施安寿香 M寺内亜矢子 [サイプラスのイタリア女]
ツレ2 S木内琴子 M片岡佐知子 [サイプラスのイタリア女]
ツレ3 S森山冬子 M桜内結う  [サイプラスのイタリア女]
ワキ 本多麻紀 [ヴェネチアから来た巡礼]
地謡 阿部一徳/木内琴子/鈴木陽代/大道無門優也/布施安寿香/三島景太/布施安寿香/吉植荘一郎
囃子方 大内米治/加藤幸夫/関根淳子

【間狂言】
オセロー:阿部一徳/キャシオー:大内米治/ロダリーゴ:加藤幸夫/イアーゴ:大道無門優也/公爵:三島景太/ブラバンショー:吉植荘一郎/諸卿:木内琴子、鈴木陽代、関根淳子、布施安寿香、森山冬子
囃子方 片岡佐知子/加藤幸夫/桜内結う/寺内亜矢子

【後場】
後シテ S鈴木陽代 M美加理 [デズデモーナ]
ワキ 本多麻紀 [ヴェネチアから来た巡礼]
地謡 阿部一徳/大内米治/木内琴子/鈴木陽代/関根淳子/大道無門優也/布施安寿香/三島景太/森山冬子/吉植荘一郎
囃子方 片岡佐知子/加藤幸夫/桜内結う/寺内亜矢子

宮城聰のひとこと spac.or.jp から抜粋
 黒い肌の傭兵将軍と、ヴェネツィア貴族の娘の、あまりにも純粋な恋。
 愛情こそが肌の色と年齢と宗教の壁を超える・・・この完全すぎるカップルが、猜疑と嫉妬の修羅場へと転落してゆくさまを描く『オセロー』は、シェイクスピア四大悲劇のうちでも最もダイレクトな「愛の物語」です。
 この美しくも残酷な戯曲を、平川祐弘(※「祐」の字は「示」に「右」)は、オセローに殺された妻デズデモーナの霊が思い出を生き続けているという設定で、能の台本に書き直しました。それによって生まれたのは、目をそむけたくなる嫉妬を観客に突きつけてくる原作とは趣を一変させた幽玄な世界です。不貞を疑われ、その誤解からオセローに首を絞められたデズデモーナが、しかし、その殺しの瞬間にこそ最もオセローと近づいていた、この男と女のパラドクス。その一瞬こそが人生で最も大切な時間となり、デズデモーナの霊はその一瞬に支えられて存在し続けているのです。
 愛情というものをその破綻の側からとらえ返したとき立ちあらわれる希望。愛情への希望がおしなべて冷笑される時代に、こうして希望はよみがえり、見るものを襲うのです。
 1990年以来われわれが一貫して探求してきた“言動分離”の手法、そして俳優たちによる強靭なパーカッション。人間が言葉と肉体に引き裂かれる現代でこそ生まれ得たこの方法によって、「鎮魂のための祝祭」という演劇の淵源が、いま目の前にパックリと口を開けて皆様をお待ちします。
宮城聰


チケット
◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。
●一般:4,100円
●ペア割引:3,600円(2名様で1枚につき)
●グループ割引:3,200円(3名様以上で1枚につき)
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