2018年05月05日

マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜(2018年5月5日観劇)

5/3,4,5,6「マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜」(ふじのくに野外芸術フェスタ2018)@駿府城公園紅葉山庭園前広場特設会場
May.5th.'18.観劇。
 宮城聰の祝祭音楽劇『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』。“リング状”舞台が駿府城公園にまたまた登場!
 古来インドより伝わる叙事詩の中で最も美しく壮大な愛の物語を壮麗なビジュアルで描く『マハーバーラタ〜ナラ王の冒険〜』。2015年公演に続き再見。

 薫風香る皐月、借景は木立、その向うには静岡県庁別館や呉服町タワーの照明がみえる。そこに乱舞するSpacの俳優たち。そして、それを支える見事なパーカッションの音色。
 まさに人間讃歌の祝祭劇だ。

上演時間
19:00-20:50
カーテンコール4回5分

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スタッフ
演出:宮城聰/台本:久保田梓美/音楽:棚川寛子/空間構成:木津潤平
 
キャスト
語り:阿部一徳
ダマヤンティ:美加理
ナラ王:大高浩一
御者バールシュエーヤ:大内米治
乳母ケーシニー:赤松直美
ナラ王の弟プシュカラ:牧山祐大
悪魔カリ:横山 央
猟師/ビーマ王:渡辺敬彦
母后:本多麻紀
母后の娘スナンダー:石井萠水
リッパルナ王:大道無門優也
僧侶ステーヴァ:武石守正
帝釈天:舘野百代(M)/榊原有美(S)
火天:本多麻紀(M)/桜内結う(S)
水天:布施安寿香(M)/山本実幸(S)
閻魔:片岡佐知子(M)/関根淳子(S)
カルコータカ:榊原有美(M)/片岡佐知子(S)
演奏:寺内亜矢子/石井萠水/加藤幸夫/桜内結う/佐藤ゆず/仲村悠希/森山冬子/山本実幸/吉見 亮/若宮羊市

作品紹介 spac.or.jpから抜粋
 SPAC祝祭音楽劇の頂点、『マハーバーラタ』を体験したか!!!
 王家の熾烈な争いを軸とした古代インドの国民的大叙事詩のなかで、最も美しいロマンスといわれる挿話『ナラ王物語』。争いの絶えない俗界に咲く花のような物語を、宮城聰は「平安時代に伝わっていたら・・・」という大胆な着想のもと、絢爛豪華な舞台絵巻に昇華させる。圧巻は神々と人間が駆け巡る360度の大パノラマ舞台!俳優たちの動きと重厚な語り、さらに生演奏が三位一体となり、眼前に天上の祝祭が広がる。2014年、フランス・アヴィニョン演劇祭の大観衆を驚嘆させた本作は、この秋に開催される日本博「ジャポニスム2018」でパリを熱狂の渦に巻き込むことだろう。世界が注目する宮城聰×SPACの代表作、あの興奮を再び新緑の駿府城公園で!

あらすじ spac.or.jpから抜粋
 その美しさで神々をも虜にするダマヤンティ姫が夫に選んだのは、人間の子・ナラ王だった。その結婚を妬んだ悪魔カリの呪いによって、ナラ王は弟との賭博に負け国を手放すことになる。落ちのびていく夫に連れ添おうとしたダマヤンティ。だが疲れて眠っている間に、彼女の衣の切れ端を持ってナラは去る。夫を捜して森をさまようダマヤンティを様々な困難が襲う。行く先々で危機を乗り越えた彼女はやがて父親の治める国へ。一方ナラも数奇な運命を経てその国にたどり着く。果たして夫婦は再会し、国を取り戻すことが出来るのか…

チケット
一般大人:4,100円
☆ペア割引/グループ割引/ゆうゆう割引(満60歳以上対象)/学割など
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2018年04月30日

ナイロン100℃ 45th SESSION「百年の秘密」(2018年4月30日観劇)

4/7-4/30「百年の秘密」(ナイロン100℃ 45th SESSION)@下北沢本多劇場
Apr.30.'18.M、東京最終公演観劇。
 初演はナイロン100℃38th SESSION「百年の秘密」(2012年4月28日マチネ)に観ているので、6年ぶりの再演となる。
 ガブリエル・ガルシア=マルケスの「百年の孤独」を彷彿とさせる時間軸を縦横無尽に行き来する戯曲である。
 初演ではその捕捉にエネルギーを消耗するだけであった。
 再演は初演よりも数段分かりやすく、初演では理解しきれなかった部分が解消し、素直に感情移入する作品に仕上がっている。ケラさんとナイロン100メンバー、そして客演の偉大なる挑戦に乾杯。

以下作成中・・・・。
 
上演時間
1305-1445
休憩
1502-1628
カーテンコール4回3分、ケラさんの登場もあり。

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スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
犬山イヌコ:ティルダ・ベイカー/ニッキー(フリッツの孫)
峯村リエ:コナ・アーネット/ドリス(ポニーの孫)

みのすけ:チャド・アビントン(ティルダとコナの同級生)
大倉孝二:エース・ベイカー(ティルダの兄)
松永玲子:パオラ・ベイカー(ティルダとエースの母・ウィルアムの妻)/老年のポニー
村岡希美:リーザロッテ・オルオフ(ティルダとコナの同級生)
長田奈麻:メアリー(ベイカー家の女中)
廣川三憲:ウィリアム・ベイカー(ティルダとエースの父・パラオの夫)/老年のフリッツ
安澤千草:家を買いに来た客・妻
藤田秀世:家を買いに来た客・夫/カウフマン(リーザロッテの夫)
猪俣三四郎:不動産屋
菊池明明:ヴェロニカ(エースの恋人)
小園茉奈:ブラックウッド家のメイド
木乃江祐希:家を買いに来た客・息子の恋人(ケイト)
伊与勢我無:家を買いに来た客・息子(ロビン)

萩原聖人:カレル・シュナイダー
泉澤祐希:フリッツ・ブラックウッド(ティルダとフォンスの息子)
伊藤梨沙子:ポニー・シュナイダー(コナとカレルの娘)
山西 惇:フォンス・ブラックウッド(ベイカー家の隣人)

ケラさんメモ
 『百年の秘密』はあの震災の翌年に初演された。二人の女性の奇妙な友情を軸に、彼女達をとりまく人々に訪れた「日常の数十分」をいくつか切り取り、約80年という長いスパンで、但し時系列に添うことなく並べたクロニクル。劇中に震災を想起させるような要素は皆無だが、執筆≠稽古中、ずっと頭にあったのは、幸せとは言えぬ亡くなり方をした方々の、その人生を引っくるめて「悲惨」と称してしまうことへの反発と、そう称されてしまう人生たちへの擁護だった。「終わり良ければ」は人の一生には当てはまらないのではないか。別の言い方をすれば、そもそも悲惨でない人生なんてないんじゃないか。そんな気持ちだった。

 「どうしても再演しておきたい公演」というのは滅多にない。「どうしても」となると、劇団での上演に関しては、今やこの作品が唯一。最後の一本だ。再演時に取材をお受けすると、まず「どうしてこれを今再演したかったのでしょう」と聞かれる。そんなこと聞かれても、再演したかったからです、としか言い様がない。どうしても再演したかった。
 実は初演時から「絶対再演したい」とプロデューサーに直訴していた。初演の出来が悪かったからとか、観客の評判が良かったからではない。強いて言うなら、作品側から求められていたのだ。
 ナイロン25周年に相応しい、決定版再演にします。ぜひとも足をお運び頂きたい。
主宰 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(本チラシより)


チケット
 2018年1月9日から『百年の秘密』のチケット最速先行(プレオーダー)の実施。(2017.12.20告知)

 料金:全席指定・税込6,900円 学生割引券3,400円 ※学生割引券はチケットぴあ前売のみ取扱
 発売日:2018年2月17日(土)



初期告知
2017年11月10日に
http://www.cubeinc.co.jp/news/#25
で、告知されています。
以下、抜粋です。
-------------------(抜粋)-------------------
 来年2018年にナイロン100℃は結成25周年を迎えます。記念年に際して、2018年4月と7月に本公演の上演が決定しました!

ケラリーノ・サンドロヴィッチ コメント(仮チラシより)
 四半世紀、続けてしまった。こんなに続くなんて夢にも思わなかった。
 ずっと一緒に創作してくれた劇団員、支えてくれたスタッフと客演陣、そしてこんなに安定しない作風と身勝手な態度を見捨てずにいてくれた観客の皆様に謝意を。
 25周年を記念して、2018年は、近年の劇団公演の中では抜きん出た一作、どうしても再演したかった『百年の秘密』と、赤軍派の内ゲバ事件に材をとる予定のやさぐれた新作群像劇『睾丸』(仮題)を上演する。
 もう暫くの間、我々にしか作れない演劇をやり続けるつもり。しくよろ。
主宰:ケラリーノ・サンドロヴィッチ


【公演概要】

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○ナイロン100℃ 45th SESSION『百年の秘密』
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:犬山イヌコ/峯村リエ
みのすけ/大倉孝二/松永玲子/村岡希美/長田奈麻/廣川三憲/安澤千草/藤田秀世/猪俣三四郎/菊池明明/小園茉奈/乃江祐希/伊与勢我無
萩原聖人/泉澤祐希/伊藤梨沙子/山西 惇

【東京公演】2018年4月 下北沢 本多劇場  5月兵庫、愛知、長野公演予定

○ナイロン100℃ 46th SESSION『睾丸』(仮題)
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:
三宅弘城/みのすけ
新谷真弓/廣川三憲/長田奈麻/喜安浩平/吉増裕士/眼 鏡太郎/皆戸麻衣/菊池明明/森田甘路/大石将弘
坂井真紀/根本宗子/安井順平/赤堀雅秋

【東京公演】2018年7月 池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト 他
posted by shin at 21:55| Comment(0) | 観劇予定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月28日

「寿歌」(2018年4月28日観劇)

4/28,30「寿歌」(ふじのくに⇄せかい演劇祭2018)@舞台芸術公園 野外劇場「有度」
Apr.28.'18観劇。
 核戦争後のガレキの山の世界。戦争が終わった後にもコンピュータの誤作動で核兵器が飛び交い、Li弾が生き残る人を焼き殺している世界。その荒野を彷徨う旅芸人のゲサクとキョウコ。そこに現れるヤスオという男。ストーリーとしてはそれだけである。
 淡路出身の奥野と生粋の浪速っ子のたきいみきとの関西弁の応酬は楽しい。関西の淫語とノリが飛び交う舞台は観客の年齢やそのバックボーンにより単発的かつ局所的にウケる。
 しかし、それら笑いのセリフが紡ぎだす心象風景は切なく、極めて切ない舞台となっている。キョウコの透明な切なさが際立つ。

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上演時間
客入れに手間取ったせいか、開演時間の18:15が若干遅れる。
18:23-19:55
カーテンコール4回2分

 舞台芸術公園野外劇場「有度」での「寿歌」公演は冷える。配布資料には使い捨てカイロ、防寒シートも含まれているがそれでも冷えます。防寒程度はダウンジャケットを着る位の覚悟が丁度良いかと思います。

スタッフ
作:北村想/演出:宮城聰/美術:カミイケタクヤ/照明:木藤歩

キャスト
奥野晃士:ゲサク
たきいみき:キョウコ
春日井一平:ヤスオ(ヤソ)

作品紹介 spac.or.jp から抜粋
 本作は、劇作家・北村想氏が1979年に発表した氏の代表作で、80年代に演劇の歴史を変えたとも言われる戯曲です。
 核戦争後の廃墟と化した世界を放浪する男女3人の物語。近未来的な世界観がまさに現実に迫る今、宮城聰が新たな演出で手掛けます。
 上演言語/字幕:日本語上演/英語字幕
 座席:全席自由

宮城 聰 メモ spac.or.jp から抜粋
 『寿歌』という戯曲がいかに特別なものであるかは、近年まで優れた上演が途絶えないという事実からもじゅうぶん証されていると思います。
 では僕がその優れた上演史に「錦上花を添える」ことができるかどうか。それはまだわかりません。
 じゃあ自信もないのになぜ演出する気になったかと言えば、僕は北村想という人のことをあまり知らないなあと思ったからです。
 ん?
 それがなぜ演出する理由になる?
 いや、ひどく自分勝手な理由なのですが、「その人のことを知りたいときはその人の戯曲を演出する」というのが、僕が上演戯曲を選ぶ際のいちばんの動機だからです。
 『寿歌』を演出すれば、北村想という人の、ものの考え方とか、外界との距離の取り方とか、生理とかがわかってくるんじゃないかと思います。
 いま僕はそれを知りたいんですね。今を乗り越えるために、それを知りたい。
 いかがですか?
 ご一緒に、このプロセスを、たどりませんか?

ふじのくに⇄せかい演劇祭2018オープニングイベント
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2018年04月21日

ヘッダ・ガブラー(2018年4月21日マチネ観劇)

4/7-4/30「ヘッダ・ガブラー」(シス・カンパニー公演)@Bunkamuraシアターコクーン
 シス・カンパニーDM先行予約(1/14)で週末マチネ公演チケットを確保。
 ヘッダ・ガブラーはイプセンの戯曲で4幕構成、1890年の作。
 平凡な大学教師の妻ヘッダが、著述で名声を博しているかつての愛人レーブボルグに自殺を命じ、自分も死ぬというお話。
 解放されていると自他ともに認める女性が確固とした生き方を見いだせないなかで自殺するという悲劇。
 寺島しのぶはカッコ良すぎます。
 小日向さん、役以上に自虐的に演じている。
 ナルシーは相変わらず、頭がデカイ!
 水野美紀は舞台で観てもキレイです。
 悪役の段田もいいものです。

上演時間
13:01-14:14
休憩15分
14:30-15:30
カーテンコール2回2分
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スタッフ
作:ヘンリック・イプセン/翻訳:徐 賀世子/演出:栗山民也/美術:二村周作/照明:勝柴次朗/音楽:国広和毅

キャスト
寺島しのぶ:ヘッダ・テスマン(旧姓:ガブラー)
小日向文世:イェルゲン・テスマン
池田成志:エイレルト・レェーヴボルク
水野美紀:エルヴステード夫人
佐藤直子:ミス・テスマン
福井裕子:ベルテ
段田安則:ブラック判事

STORY siscompany.comから抜粋
 高名なガブラー将軍の娘で美しく気位が高いヘッダ(寺島しのぶ)は、社交界でも話題の中心にいて、いつも男たちに崇められる魅力的な存在だった。しかし、頼りの父親が世を去り、ヘッダは周りの男たちの中から、将来を嘱望されている文化史専攻の学者イェルゲン・テスマン(小日向文世)を選び、世の女性たちと同じように、結婚する道を選んだ。
 この物語は、二人が半年の長い新婚旅行から帰ってきた翌朝から幕をあける。新居には、イェルゲンの叔母ミス・テスマン(佐藤直子)とメイドのベルテ(福井裕子)が二人を待っていた。彼らに思いやりを示すイェルゲンに対し、新妻ヘッダは、自分が強く望んでイェルゲンに購入させたにも関わらず、新居への不満を並べ出し、すでにこの結婚に退屈している様子を隠さない。
 そこへ、昔からの知り合いであるエルヴステード夫人(水野美紀)が訪ねてきた。今は田舎の名士の後妻となった彼女だが、義理の子供たちの家庭教師だったエイレルト・レェーヴボルク(池田成志)を探しに街にやって来たのだという。レェーヴボルクとは、イェルゲンのライバルであった研究者で、一時期、自堕落な生活で再起不能と言われたが、田舎町で再起。最近出版した論文が大きな評判をとっている男だった。そのレェーヴボルクこそ、ヘッダのかつての恋人で、スキャンダルを恐れたヘッダが、拳銃で彼を脅し、一方的に関係を断ち切ったという過去があった。ヘッダとの関係を知らないエルヴステード夫人は、彼を再起させるために論文執筆にも協力したことを語り、街に出た彼がまた昔の悪い暮らしに戻ることを恐れ、追いかけてきたという。
 そして、もう夫の元には戻らない覚悟を決めていた。また、ライバルであったイェルゲンもレェーヴボルクの才能は評価しており、その再起を喜んでいた。そんな二人の純粋な思いを前に、苛立ちを覚えるヘッダ。そこに、夫婦が懇意にしているブラック判事(段田安則)が訪ねてくる。判事から、イェルゲンが有力と言われていた大学教授の候補に、レェーヴボルクも復活してきたことを聞かされたヘッダの心中は大きくざわつき始める。
 ブラック判事と二人になったヘッダは、いかにこの結婚や毎日の暮らしが退屈か、このまま子供を生んで平凡な母親になることだけは嫌だと語り出す。ヘッダに気があるブラックは、このまま見せかけの結婚生活を送りながら、気ままに浮気を楽しめばいいと、それとなく誘うが、そんな自分にはなりたくないと断るヘッダ。
 やがて、レェーヴボルクが現われ、久々に対面した二人は、まだ惹かれあっていることを互いに感じあうが、そこでエルヴステード夫人と会えたことを素直に喜ぶレェーヴボルクの姿を見て嫉妬したヘッダは、まだ自分に彼を操る力があるかを試すために、酒の席を避けて更正していた彼を言葉巧みに、ブラック判事のパーティへと送り出してしまう。
 案の定、酒の力で自分を見失ったレェーヴボルクは、大事に持ち歩いていた次作の原稿を紛失してしまう。
 原稿は、たまたまイェルゲンが拾い、ヘッダに託したのだったが、ヘッダはそれを戸棚に隠してしまう。そこに落ち込んだレェーヴボルクが現われるが、ヘッダは、原稿は隠したまま、レェーヴボルクに父の形見を手渡し、ある言葉を囁く・・・・。そして・・・・。

チケット
一般前売:2/17
全席指定・税込 S席9,000円/A席:7,000円/コクーンシート:5,000円

公演紹介 siscompany.comから抜粋
 高名な将軍の娘で、美貌と才気に恵まれた女性ヘッダ。思いのままに人を操り、すべてを手に入れたかに見える彼女だったが、実は現状への不満や不安、言いようのない焦燥感にかられ…。
 彼女は「稀代の悪女」なのか、時代に抗った「新しい女」なのか!?19世紀末にイプセンが放った衝撃の女性像に、最強カンパニーが総力で挑む!

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 『近代演劇の父』と称されるヘンリック・イプセンの戯曲には、19世紀の社会制度や女性の地位を背景にした、印象的な女性像が多く登場します。その中でも代表的なヒロインと言えば、私たちシス・カンパニーが2008年に上演した『人形の家』(1879年作)の主人公ノラ、そして、この度、栗山民也を演出に迎え、私たちが10年ぶりに挑むイプセン戯曲となる『ヘッダ・ガブラー』(1890年作)の主人公ヘッダだと言えるでしょう。
 この二人ほど、いわば「社会に抗う女性像」の象徴として、世紀を超えて論じられてきたヒロインは、他にはいないかもしれません。人々が「進取」を競い、資本主義概念が劇的な成長を遂げた19世紀末においても、まだまだ宗教的な因習や道徳倫理に縛られていた社会では、「妻が自己に目覚め、夫と子供を置いて家を出る」というノラの選択や、本作のように、「常に不満や焦燥感を抱き、衝撃的な結末を選択する妻・ヘッダ」の描写は、到底容認できないテーマであったことは想像に難くありません。
 さて、「鳥かご=結婚制度」から羽ばたくイメージからか、近代フェミニズム運動の高まりの代名詞のような印象が強い「ノラ」に対し、本作のヒロイン・ヘッダの性格や行動は、発表当時から「悪魔的、破滅的」と形容されてきました。
 「将軍の娘」として恵まれた環境に育ち、自由で享楽的なようで、実は臆病で社会の規範から外れることを恐れている。 そして、常に何かを渇望しながら、それが何かが自分ではわからず、いつもフラストレーションを抱え、他人が何か「生きがい」や「目的」に目を輝かせると面白くなく徹底的に邪魔をする・・・。いやはや19世紀ならずとも、現代でもかなり“コマッタ人”です。ただ、彼女が抱える「心の闇」は、「悪魔的、破滅的」というよりも、どこかリアルで身近です。衝撃の結末に向け、理屈とは無縁の爆走ぶりを見せますが、そのリアリティこそが、発表から130年近くの間、その時代時代を代表する俳優たちが競って演じてきた理由なのかもしれません。そんな衝撃の女性像と、彼女を巡る人間関係の濃密な心理ドラマに、いよいよ最強のメンバー総力で挑みます!
 日本の演劇界の第一人者・栗山民也演出の下、ヘッダを演じるのは、舞台、映像で常に刺激的なヒロインを演じてきた寺島しのぶ。過去に出演したシス・カンパニー公演では、自己を確立した女性を演じてきた彼女が、今回、どのようなヘッダ像を打ち出すのか目が離せません。
 また、映像はもちろん、古典から現代劇に至るまで圧倒的な演技力を舞台に刻む小日向文世が、ヘッダの夫イェルゲンを演じ、ヘッダの元恋人で、最後には彼女の歪んだ美学に捕われる男レェーヴボルクには、硬軟の役柄を自在に操る池田成志が登場。
 また、自身の演劇ユニット活動をはじめ、演劇活動にも積極的な水野美紀が、どこか「ノラ」のイメージを宿す、自立を期す女性エルヴステード夫人を演じます。加えて、佐藤直子、福井裕子のベテラン勢が、ヘッダが嫁いだテスマン家を象徴する存在感を示し、そして、衝撃の結末のカギを握る男:ブラック判事を演じる 段田安則が、スリリングな展開を加速させる役割を担います。翻訳には、ヴィヴィッドなダイアローグで人間心理に肉薄する徐賀世子が担当。近代演劇の古典とも言うべき作品に現代ドラマのエネルギーを注ぎ、この衝撃作の魅力をパワーアップさせています。
 演劇の究極の醍醐味が凝縮された『ヘッダ・ガブラー』。是非ご注目ください!!
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2018年02月25日

ミヤギ能 オセロー 〜夢幻の愛〜(2018年2月25日観劇)

2/11-3/11「ミヤギ能 オセロー 〜夢幻の愛〜」(SPAC 秋→春のシーズン 2017 – 2018)@静岡芸術劇場
Feb.25.'18観劇。
 『マハーバーラタ』『アンティゴネ』でアヴィニョンを陶酔させた宮城聰の最新作は13年ぶりに蘇る伝説の鎮魂劇。
 シェイクスピアのオセローのデズデモーナを主役にした作品。
 ややもすれば作品の中、歴史の中に埋もれてしまっているデズデモーナの無念、女性の情念を見事な幽玄美に昇華する美加理の存在感が俊逸。

(以下、作成中・・・・。)

上演時間
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14:02-14:07 宮城聰前説
14:07-15:30 前場、間狂言、後場
15:30-15:34 カーテンコール2回

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スタッフ
演出:宮城聰/原作:ウィリアム・シェイクスピア/謡曲台本:平川祐弘/空間構成:田中友章/照明デザイン:大迫浩二/衣装デザイン:高橋佳代

キャスト
【前場】
前シテ S鈴木陽代 M美加理 [デズデモーナ]
ツレ1 S布施安寿香 M寺内亜矢子 [サイプラスのイタリア女]
ツレ2 S木内琴子 M片岡佐知子 [サイプラスのイタリア女]
ツレ3 S森山冬子 M桜内結う  [サイプラスのイタリア女]
ワキ 本多麻紀 [ヴェネチアから来た巡礼]
地謡 阿部一徳/木内琴子/鈴木陽代/大道無門優也/布施安寿香/三島景太/布施安寿香/吉植荘一郎
囃子方 大内米治/加藤幸夫/関根淳子

【間狂言】
オセロー:阿部一徳/キャシオー:大内米治/ロダリーゴ:加藤幸夫/イアーゴ:大道無門優也/公爵:三島景太/ブラバンショー:吉植荘一郎/諸卿:木内琴子、鈴木陽代、関根淳子、布施安寿香、森山冬子
囃子方 片岡佐知子/加藤幸夫/桜内結う/寺内亜矢子

【後場】
後シテ S鈴木陽代 M美加理 [デズデモーナ]
ワキ 本多麻紀 [ヴェネチアから来た巡礼]
地謡 阿部一徳/大内米治/木内琴子/鈴木陽代/関根淳子/大道無門優也/布施安寿香/三島景太/森山冬子/吉植荘一郎
囃子方 片岡佐知子/加藤幸夫/桜内結う/寺内亜矢子

宮城聰のひとこと spac.or.jp から抜粋
 黒い肌の傭兵将軍と、ヴェネツィア貴族の娘の、あまりにも純粋な恋。
 愛情こそが肌の色と年齢と宗教の壁を超える・・・この完全すぎるカップルが、猜疑と嫉妬の修羅場へと転落してゆくさまを描く『オセロー』は、シェイクスピア四大悲劇のうちでも最もダイレクトな「愛の物語」です。
 この美しくも残酷な戯曲を、平川祐弘(※「祐」の字は「示」に「右」)は、オセローに殺された妻デズデモーナの霊が思い出を生き続けているという設定で、能の台本に書き直しました。それによって生まれたのは、目をそむけたくなる嫉妬を観客に突きつけてくる原作とは趣を一変させた幽玄な世界です。不貞を疑われ、その誤解からオセローに首を絞められたデズデモーナが、しかし、その殺しの瞬間にこそ最もオセローと近づいていた、この男と女のパラドクス。その一瞬こそが人生で最も大切な時間となり、デズデモーナの霊はその一瞬に支えられて存在し続けているのです。
 愛情というものをその破綻の側からとらえ返したとき立ちあらわれる希望。愛情への希望がおしなべて冷笑される時代に、こうして希望はよみがえり、見るものを襲うのです。
 1990年以来われわれが一貫して探求してきた“言動分離”の手法、そして俳優たちによる強靭なパーカッション。人間が言葉と肉体に引き裂かれる現代でこそ生まれ得たこの方法によって、「鎮魂のための祝祭」という演劇の淵源が、いま目の前にパックリと口を開けて皆様をお待ちします。
宮城聰


チケット
◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格です。
●一般:4,100円
●ペア割引:3,600円(2名様で1枚につき)
●グループ割引:3,200円(3名様以上で1枚につき)
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2018年02月10日

「箱買いっ!!vol.2 - シェイクスピアの前座に牧山祐大 - 」(2018年2月10日観劇)

2/10「箱買いっ!!vol.2 - シェイクスピアの前座に牧山祐大 - 」(team MOKA produce 即興演劇オムニバス)@あそviva!劇場
Feb.10.'18.20:00の部観劇。14:00、17:00、20:00の3ステージ。
 20:00のステージは、二人芝居:「バレンタインの乱!」、三人芝居:「ウィリアム・シャイクスピア?」、「お題目頂戴っ!」、二人芝居:「明日は日曜日。」、+時間が余ったので追加の「お題目頂戴っ!2」の5幕構成。
 20:00のステージのみの観劇だが、3ステージを制覇する強者も多数いた。20:00のステージは私自身も含めムカつけき男共、オヤジ共が多かった・・・・。加齢臭に包まれての観劇はキツいが、舞台は面白かった。
 それぞれのステージでキャストを変えることでアドリブを取り込んで、何が起こるか演ってみないとわからない場面が続く。一見したところ手をかけていないようではあるが、キャスティングから綿密に計算された即興劇に仕上がっている。

石井萠水のFBからの抜粋
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セーラー服の石井萠水は綾波レイかな(^○^)
(ゴジラ対エヴァンゲリオン 綾波レイ)
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(箱根湯本のえヴぁ屋の綾波レイ)
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(綾波レイのポカポカ紅茶)
写真 (2018-02-11 0_50_20).jpg

当日配布リーフから
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上演時間
20:00-21:03

キャスト 20:00のステージ
宮城島遥加/鈴木美嘉/牧山祐大/石井萠水
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2018年02月04日

しんしゃく源氏物語(2018年2月4日観劇)

1/15-2/4「しんしゃく源氏物語」(SPAC 秋→春のシーズン 2017 – 2018)@静岡芸術劇場
 Feb.4.'18.楽日観劇。末摘花です。SPACの最多上演作品のようですが、初見。
 楽日の2月4日にAキャスで観劇。晴れてはいるが時折烈風が吹き荒む日曜日。
 舞台は草むして竹藪が生い茂るなかにある朽ち果てた屋敷。
 BGMがOnly Youで舞台は始まる。こんなSPACの舞台は初めてだ。
 光源氏とのたった一度の逢瀬をたよりに、光源氏との再びの逢瀬を何年も待ち続ける姫とお付きの女性たち。それぞれの女性が持つ夢、そして現実との打算。それぞれの在りようが際立つ舞台。
 姫のまったりした科白、宰相のマシンガン的科白と狂気、叔母の達者な大阪弁のシバキ的なセリフ回し等々、ビックリ驚き、笑い、そして最後には泣かされました。ええ芝居を観させてもらいました。おおきにぃ。
 
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 作品紹介 spac.or.jp から抜粋
 末摘花は、光源氏とのたった一度の逢瀬をたよりに荒れ果てていく屋敷で彼を待ち続ける。一途でのんき、時にピンボケな姫のふるまいに侍女たちは翻弄され…。1998年の初演から20年。SPAC最多上演の人気レパートリーが8年ぶりにシーズンプログラムに登場する。

上演時間
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14:04-15:43
カーテンコール3回3分

スタッフ
演出:原田一樹/作:榊原政常/衣裳デザイン:朝倉摂/舞台美術:松野潤

キャスト
池田真紀子:姫
舘野百代:少将
石井萠水:宰相(Aキャス)/左近(Bキャス)
山本実幸:侍従
河村若菜:叔母
大内智美:右近
ながいさやこ:左近(Aキャス)/宰相(Bキャス)
Aキャスト:1月13日(土)、14日(日)、2月3日(土)、4日(日)
Bキャスト:1月21日(日)、27日(土)、28日(日)

あらすじ spac.or.jp から抜粋
 末摘花の御殿。末摘花は古風な教育を受けた頑固で一途な姫。光源氏を慕う心は強く、いつ戻ってくるのかもわからない源氏のことばかり思って暮らしている。世間から見放されてしまった感のあるこの屋敷はボロボロで、食事も質素、没落が目に見えるような有様。そんな生活に耐えかねて、今日もまた一人、侍女がこの屋敷を逃げ出す。残された侍女たちは気が気でないが、末摘花は彼女たちを尻目に泰然自若として騒がず、今日も源氏のことを想っている。源氏は必ずもどってくる、と。一体いつ、本当にもどってくるのだろうか…。

チケット
◎チケット料金 ※全てのチケット代金は税込価格。
●一般:4,100円
●ペア割引:3,600円(2名様で1枚につき)
●グループ割引:3,200円(3名様以上で1枚につき)
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2018年01月28日

「父の黒歴史」(2018年1月28日ソワレ観劇)

2018/1/20-1/28「父の黒歴史」(ラッパ屋第44回公演)@紀伊國屋ホール
 Jan.28.'18.S.観劇。10月30日に第44回公演「父の黒歴史」の告知がありました。11月25日の劇団先行予約で楽日公演チケットを確保し大千穐楽を観劇しました。正月明けの初舞台はラッパ屋にして大正解でした。((o(*^^*)o))
 楽日でしたが、ラッパ屋Tシャツもどうにか黒のLサイズを確保できました。(^^)v

以下、作成中。
 
チラシ
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当日配布リーフレット 相関図、鈴木聡ノート「昭和のお父さん」
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上演時間
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17:00-18:56
カーテンコール2回5分。
 ラッパ屋第44回公演 父の黒歴史 の大千秋楽を感激のうちに観劇。恒例のカーテンコール福本伸一コメント。福本のコメントにも泣かされたぜ!

スタッフ
脚本・演出:鈴木 聡/美術:秋山光洋/照明:佐藤公穂/音響:島 猛/衣装:花谷律子/演出助手:村西 恵/舞台監督:村岡 晋

キャスト ネタバレあり
松村 武:光文(90歳、富坂家当主/リッチスター社社長)

大草理乙子:佐和子(66歳、光文の最初の妻との間の女子)
宇納 佑:昭和(62歳、最初の妻との間の男子/リッチスター社副社長)

熊川隆一:宏(67歳、佐和子の夫/リッチスター社役員)
俵木藤汰:勝村(69歳、リッチスター社役員)
林 大樹:松岡(28歳、リッチスター社社員)
青野竜平:平成(28歳、昭和の息子)
豊原江理佳:茉莉絵(21歳、平成のガールフレンド/実は富阪邸の以前の持ち主の孫)

福本伸一:夏夫(48歳、光文の二人目の妻との間の男子)
弘中麻紀:冬美(46歳、光文の二人目の妻との間の女子)

谷川清美:多佳子(48歳、光文と愛人その一との間の女子)
岩橋道子:ひろ(42歳、光文と愛人その二との間の女子)
ともさと衣:絹子(36歳、光文と愛人その三との間の女子)
八幡みゆき:雅子(21歳、光文と愛人その四との間の女子)

木村靖司:今泉(52歳、選挙参謀)
おかやまはじめ:金子(64歳、選挙参謀)
三鴨絵里子:悦子(44歳、「来夢来人」ママ/選挙参謀)
武藤直樹:徳大寺(62歳、元カリスマ泡沫候補)

岩本 淳:伸郎(50歳、秘書兼雑用係)
浦川拓海:細野(38歳、弁護士)

鈴木聡ノート rappaya.jp から抜粋
 「黒歴史」はネットでたまに見かける言葉で、一般的には「当事者にとってなかったことにしたい歴史」というニュアンスで使われている。たとえば「♪〜Hey ガキどもナメんじゃねえ 絶望を抱えて生きるんだ〜」と歌って人気の、悪魔郎というパンクロッカーがいたとして、実はかつて「夢いっぱい ウッキッキ」という子供番組で歌のお兄さんをやっていたとしたら、それは彼にとって黒歴史である。「なんだよ、歌いながらツル折ってんじゃん。ダセエ」ということになりかねない。だが彼が正々堂々と過去と向き合い「売れなかった頃の仕事なんだよね。最初は抵抗あったよ。でも子供たちが教えてくれたんだ。世界はLOVEだってことを。それがいまの俺の歌に生きてる。あの時代に感謝!」とブログに書けば「やっぱ悪魔郎さんヤベエ!」とかえって株を上げるかもしれない。本人の筋の通し方しだいで、黒歴史は白歴史にもなり得るのである。
 さて「父の黒歴史」とはなんであろうか。ちょっと皆さん、お父上のこと、ご主人のこと、ご自分のことを考えてみていただきたい。「え、パパがもしかしてあんなことを・・」「あの人にもしかして隠された歴史が・・」「いやいや、あのことだけはバレたくない・・」。瞬時にして、頭の中をさまざまなアレコレが駆け巡ったであろう。だが今回、僕はそんなことは書かない。なぜならあまりに恐ろしすぎて観に来る人が減ると困るからだ。もうちょっとスケールの大きな変わり者、というか、スペシャルな父の話だから大丈夫。
 東京郊外。資産家である齢九十になろうとする父。過去には愛人をたくさんこしらえて腹違いの息子・娘が何人もいる。その父が、こともあろうか選挙に出ると言い出した。金に糸目をつけぬ選挙戦。群がる有象無象。財産目当ての子供たち。足を引っ張ろうとするライバル。そしてある日、ひょんなことから父が隠していた黒歴史が暴かれそうになり・・莫大な資産の秘密が露見する?・・そして父は黒歴史を白歴史に変えられるのか・・!?
 いや、もうね、いまや複雑怪奇、何が起こっても不思議じゃない世の中ですからね、現実に負けないように、人間たちの欲や計算、人情や正義がくんずほぐれつになる大人の喜劇をやろうと思います。ニッポンや昭和の黒歴史とも重なって、思いのほかスケールの大きい話になるかもよ。乞ご期待!(鈴木聡)

チケット
前売り・当日とも 4,980円(全席指定・税込)
ラッパマークの回は特別料金4,500円(全席指定・税込)
平日のみエコノミー券 3,000円(引換券・税込)があり
U-25券 3,000円(引換券・税込)あり
前売り開始:12月9日(土)
posted by shin at 23:36| Comment(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月23日

「かがみのかなたはたなかのなかに」(2017年12月23日観劇)

12/5-12/24「かがみのかなたはたなかのなかに」(新国立劇場 開場20周年記念 2017/2018シーズン)@新国立劇場小劇場
 Dec.23.'17.M.観劇。
 2015年公演の再演です。初演は未観。楽前日14:30からの公演を観劇。
 開演と同時に出演者が客席通路を無表情に歩きます。6番席側通路は役者動線で、海軍服姿の松たか子が真横を往復してくれました(o^^o)ラッキーでした!

「兵隊さんの たなか と、鏡のむこうの かなた は、おたがいの孤独に同情し、さみしさをなぐさめあう。ある日 たなか は、鏡の向こうの けいこ にひとめぼれ。つられて かなた も けいこ に恋をする。向こうで かなた が けいこ に近づくと、たなか はこちらで こいけ に近づいてしまう。けいこ を取りあうふたり。それがだんだんうれしくなる けいこ。鏡をはさんで、たなか と かなた、けいこ と こいけ は行ったり来たり......。」

 松たか子の「けいこ」は素直にきれいな女であるが、その「けいこ」は鏡のなかの「こいけ」を己が姿と信じ切っているため、きわめて引っ込み思案で奥手な女。
 かたや、長塚圭史扮する「こいけ」は威風堂々としたゲイにしか見えないほどのムカつけき女であるが、鏡の中の「けいこ」を己が姿としていい女気取りで積極的に「たなか」にアプローチしてくる。

 子どもの大人も楽しめる作品に仕上がっているが、大人が目からはなんだか空恐ろしい話にみえてくるのが俊逸だ。

上演時間
14:32-15:50
カーテンコール
3回2分。
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作品紹介 nntt.jac.go.jpから抜粋
未来のおとなと、かつての子どもたちへ
鏡の向こう側にいる「私」はだれ? そこにはどんな世界が広がっているの?

 2015年7月に上演され大好評を博した、「鏡」をモチーフにしたお芝居『かがみのかなたはたなかのなかに』が小劇場にかえってきます。
 12年12月〜13年1月に上演された『音のいない世界で』と同じメンバーが結集して創り上げた、子どももおとなも一緒に楽しめる演劇・第二弾の再演です。
 合わせ鏡の中の自分、うまくいかない恋、はがれ落ちない孤独感......未来のおとなと、かつての子どもたちへ向けておおくりする、少しビターで、少しファンタジックで、そして少しアイロニカルな物語。日常を抜け出して、劇場という不思議の世界を、ぜひお子様とご一緒にお楽しみください。

ものがたり nntt.jac.go.jpから抜粋
 兵隊さんの たなか と、鏡のむこうの かなた は、おたがいの孤独に同情し、さみしさをなぐさめあう。
 ある日 たなか は、鏡の向こうの けいこ にひとめぼれ。つられて かなた も けいこ に恋をする。
 向こうで かなた が けいこ に近づくと、たなか はこちらで こいけ に近づいてしまう。
 けいこ を取りあうふたり。それがだんだんうれしくなる けいこ。
 鏡をはさんで、たなか と かなた、けいこ と こいけ は行ったり来たり......。
 はたして4人はどうなってしまうのでしょう?

スタッフ
作・演出:長塚圭史
振付・音楽:近藤良平

キャスト
近藤良平:かなた
首藤康之:たなか
長塚圭史:こいけ
松たか子:けいこ
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2017年12月10日

「変身」(2017年12月10日観劇)

11/13-12/13「変身」(PAC 秋→春のシーズン 2017 – 2018)@静岡芸術劇場
Dec.10.'17.観劇。
 2014年の初演は未見、小野寺修二の演出も初見。
 10/18に告知されました。「11月18日(土)『変身』トークゲストはケラリーノ・サンドロヴィッチ氏に決定!
 12月10日(日)のアーティストトークは片桐はいりさん。はいりさんのトーク盛り上がりました。42分間ありました。
 トークのなかで、小野寺さんが話していましたが、たきいみきさんの独唱の場面は口パクだとか!!M席でじっくりと観ていたけれど、「ええ声してるやん」と、みきさんの独唱を信じてやまなかった谷口です。芝居上手すぎる。

上演時間
14:03-15:15
カーテンコール
3回3分

アフタートーク
片桐はいり × 小野寺修二
15:30-16:12

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作品紹介 spac.or.jp から抜粋
 ある朝、自分が一匹の巨大な毒虫に変わっているのに気付いた――。
 カフカの名作を、ジャンルにとらわれない多彩な活躍で話題をさらう小野寺修二が演出。マイムをベースにした身体表現に台詞を取り入れる独自の手法で、不条理な世界をスタイリッシュな舞台に変容させる。待望の再演!



公演情報 spac.or.jp から抜粋
11月18日(土)【東京バス/はじめての演劇鑑賞講座/アーティストトーク】
11月19日(日)【静岡東部バス/アーティストトーク/託児サービス】
11月25日(土)【バックステージツアー】
11月26日(日)【アーティストトーク】
12月3日(日)【バックステージツアー/託児サービス】
12月9日(土)【バックステージツアー】
12月10日(日)【アーティストトーク】

スタッフ
演出:小野寺修二/原作:フランツ・カフカ/音楽:阿部海太郎
舞台監督:山田貴大/舞台美術デザイン:深沢襟/照明デザイン:吉本有輝子/音響デザイン:加藤久直/衣裳デザイン:駒井友美子

キャスト
大高浩一/貴島豪/榊原有美/鈴木真理子/たきいみき/武石守正/舘野百代/野口俊丞/宮城嶋遥加/吉見亮

あらすじ spac.or.jp から抜粋
 ある朝、グレゴール・ザムザが気がかりな夢から目ざめると、自らの身体が一匹の巨大な毒虫に変わってしまっているのに気がついた…。グレゴールは真面目なセールスマンだった。今まで遅刻のひとつもしたことはない。父親の商売が失敗した後、家計を支えるために身を粉にして働いてきた。しかし、虫になってしまったグレゴールを家族はもてあまし、次第に疎んじるようになる。
posted by shin at 19:52| Comment(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする