2017年09月16日

「ワーニャ伯父さん」(2017年9月16日観劇)

8/27-9/26「ワーニャ伯父さん」(KERA meets CHEKHOV Vol3/4)@新国立劇場小劇場
Sep.16.'17.M.観劇。
 シス・カンパニーとケラが挑むチェーホフ四大戯曲上演シリーズの第3弾。第1弾はKERA meets CHEKHOV vol.1/4『かもめ』、第2弾はKERA meets CHEKHOV vol.2/4『三人姉妹』で、2年ぶりの第3弾になる。
 宮沢エレーナもいいけれど、黒木ソーニャの一挙手一投足に視線が奪われる。
 伏見蛍の生ギターは選曲、おそらくはケラさんの趣味も多分に入っている選曲も込みでケラさんの演出にジャストフィット!その塩梅にニンマリした。

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上演時間
13:30-14:36
休憩
14:50-15:55
カーテンコール2回2分
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スタッフ
作:アントン・チェーホフ/上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ/美術:伊藤雅子/演出助手:坂本聖子/舞台監督:瀬ア将孝/プロデューサー:北村明子/企画・製作:シス・カンパニー

キャスト
段田安則:ワーニャ伯父さん
宮沢りえ:エレーナ
黒木 華:ソーニャ
山崎 一:セレブリャーコフ
横田栄司:アーストロフ
水野あや:マリーナ
遠山俊也:下男
立石涼子:ヴォイニーツカヤ夫人
小野武彦:テレーギン
<ギター演奏>
伏見 蛍

チケット
7/9(日)一般発売
S席¥8,500/A席¥7,000/B席¥5,500

あらすじ www.siscompany.com/ojisan/ から抜粋
 大学教授を引退したセレブリャコーフ(山崎一)は、都会暮らしに別れを告げ、若い後妻エレーナ(宮沢りえ)と共に、 先妻の親から受け継いだ田舎屋敷に戻ってきた。
 先妻の兄であるワーニャ(段田安則)は、学者であるセレブリャコーフ を長年崇拝し、彼の支えとなるために、25年にも渡って領地を切り盛りしながら、教授と先妻との娘ソーニャ(黒木華)、 母ヴォイニーツカヤ夫人(立石涼子)、隣人であった没落貴族テレーギン(小野武彦)と共につましく暮らしてきた。
 長年、尊敬するセレブリャコーフに尽くすことに疑いを抱いたことのなかったワーニャだったが、毎日共に暮らすようになった目の前の人物は、いつも体調も機嫌も悪く、尊大で身勝手な態度で人を困らせるただの年寄り・・・。また、その妻エレーナも、夫への不満と年の近い義理の娘との折り合いの悪さも手伝い、田舎暮らしの中、このまま 若さも可能性も失われていく不安に憂鬱な日々を送っている。
 この夫妻が都会から屋敷に戻ってからというもの、 人々の田舎暮らしのリズムは一変。屋敷には常に重苦しい空気が立ち込めるようになっていた。
 何よりもワーニャは、 人生の大半を捧げきた相手が、単なる俗物だった事実に虚しさと絶望を感じ、勤勉だった彼の生活は激変してしまう。今度は、事ある毎に、セレブリャコーフに毒づき、母たちにたしなめられるが、その憤りは収まることを知らない・・・。
 この屋敷に集まる人物の中に、近隣で、唯一の医師として多忙を極めるアーストロフ(横田栄司)がいた。彼は貧しい農民への医療に従事する傍ら、森林の環境保護を訴える活動家として、地域への献身を続けてきた。
 しかし、やはり 田舎暮らしに鬱積した思いを抱き、診療を放り出して屋敷に入り浸り、ワーニャと酒を酌み交わすことも多々。そんな鬱屈した思いから、エレーナに対し熱い思いを抱いている。そして、これまでの長年の献身に絶望している ワーニャも同じく、エレーナに思いを募らせ言い寄るが、エレーナに相手にされるはずもない。
 そして、一方、エレーナに恋心を抱くアーストロフを、ソーニャの熱い眼差しが追いかけるのだが、相手にもされない。 それぞれの恋のベクトルは、決して互いを向き合うことなくすれ違い、それぞれの虚しい恋心だけが募っていく・・・。
 古い屋敷に立ち込めるのは、失った過去への後悔と未来への言い知れぬ不安。人々はどこへ向かうのか・・・。そんな中、元教授セレブリャコーフが皆に告げたある考えに、ついにワーニャは激昂し、そして・・・。
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2017年07月30日

「アラサーア・ラ・モード」(2017年7月30日観劇)

2017/7/30「アラサーア・ラ・モード」(構成・演出・出演 石井萠水)@あそviva!劇場
 Jul.30.'17.観劇。石井萠水 戦う!アラサー女子シリーズ三本同時上演!!13:00、16:00、19:00のうち19:00の部を観劇。
「崖っぷちのフチ子」と自ら称する石井萠水のワンマンショー。
 蔭山&山崎のDJトークで舞台は始まる。1幕目はメイドカフェのチラシ配りのメイド嬢、2幕目はナンバーワンホステス、3幕目はマクドのバイト。
 それぞれに石井萠水自らが構成演出するストーリー仕立てが、今の石井萠水を美味く炙り出すオムニバスとなっている。
 ラストには、客席からの飛び込み参加という演出の女性3人を含めた5人のアラサー女子が乱舞する。

チラシ
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当日配布リーフ
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キャスト
石井萠水/蔭山ひさ枝/山崎 馨

スタッフ
構成・演出:石井萠水/総合プロデューサー:永井健二

上演時間
19:06-20:20

撮影可能が上演前に告知されています。
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「リア王」(2017年7月30日観劇)

7/30「リア王」(子供のためのシェイクスピアカンパニー)@グランシップ中ホール
 グローブ座カンパニーの頃からほぼ毎年のように楽しんでいるシリーズ作です。シェイクスピアを子供が観ても楽しめる作品に仕上げて、上手く見せるシリーズです。
 「物語のテーマを際立たせ、遊び心満載の演出。黒コートをまとった出演者は一人何役も演じ、シンプルな舞台装置は想像力を刺激します。立派に一役をこなすシェイクスピア似の人形の登場、独特なリズムのクラップ(手拍子)は一度観たら忘れられません。」
 今日も開演15分前から、恒例のイエローポケッツの公演がありました。「茜さすセカイでキミと詠う」を大井川皐月ヴォーカルでコーラス。昨日(7/29)から静岡入りして、石橋で鰻を食べて、そのあと安倍川の花火を本部席間近で観賞して感激した様子を語っていた。
 どうしようもなく救われない悲劇――リア王を、面白可笑しく楽しむ中でその重さを子どもでも理解できる作品に仕上げている。また来年も観なくっちゃ!

上演時間
14:01-16:08
カーテンコール3回3分

作品紹介 www.granship.or.jp/ から抜粋
<子供のためのシェイクスピアシリーズ>
 本シリーズは、シェイクスピアは難しくない、誰が見ても楽しめる面白い作品だから、子どもたちも劇場においで!という想いで作品を創っています。
 物語のテーマを際立たせ、遊び心満載の演出。黒コートをまとった出演者は一人何役も演じ、シンプルな舞台装置は想像力を刺激します。
 立派に一役をこなすシェイクスピア似の人形の登場、独特なリズムのクラップ(手拍子)は一度観たら忘れられません。 大人も子どもも同じ空間で一緒に楽しめる舞台。お芝居を初めて観る人から演劇ファンまで、幅広い層の人達を魅了し続け、今年で23年目となる人気シリーズ。

あらすじ www.canonkikaku.com/ から抜粋
 雨も、風も、雷も、稲妻も
 わしの娘ではない
 ブリテンの王リアは、三人の娘に領地を分け与えようと考え、自分への愛の深さを娘たちに問う。
 二人の姉娘は、父の機嫌をとろうと心にもないことを言って父を喜ばせる。
 リアが一番愛する末娘のコーディーリアは、娘としての愛以外に何も言うことはないと答え、父の怒りをかい勘当されてしまう。
 王位を譲り二人の姉娘のところを行き来するリア。だが、二人は次第に父を粗末に扱うようになる。
 嵐の中、正気を失いさまようリア、娘の愛情をはかりにかけた男の物語

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スタッフ
演出・脚本:山崎清介

キャスト
山崎清介/福井貴一/戸谷昌弘/土屋良太/佐藤あかり/若松力/加藤記生/チョウ ヨンホ/大井川皐月

チケット
料金:一般4,100円、こども・学生1,000円、親子ペア券4,600円、大人ペア券7,200円
一般発売:5/7(日)〜

グランシップ外観、ホワイエのポスター、舞台衣装試着サービス
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2017年07月06日

ナイロン100℃ 44th SESSION『ちょっと、まってください』(公演情報)

11/10-12/3「ちょっと、まってください」(ナイロン100℃ 44th SESSION)@本多劇場
 2015年『消失』(ナイロン100℃ 43th SESSION)公演から約2年ぶりとなる。劇団向けの新作としては2014年の『社長吸血記』(ナイロン100℃ 42nd SESSION)以来となる作品。
 公演詳細が明かされてきました。

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以下、
http://www.sillywalk.com/nylon/
からの抜粋です。

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スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
三宅弘城/大倉孝二/みのすけ/犬山イヌコ/峯村リエ/村岡希美/藤田秀世/廣川三憲/木乃江祐希/小園茉奈
水野美紀/遠藤雄弥/マギー

KERAからのコメント
 大変お待たせしてしまった。ナイロン100℃の公演、2年前の「消失」は再演だった。新作は3年ぶりとなる。再始動を謳うのはどうにも大袈裟だが、また、もう少しの間、劇団員と共に、少々歳をとった今の我々にしか創り得ない舞台を創り続けようと思っている。
 この度書こうと考えているのは乞食と金持ちが入れ替わる物語だ。と書くと「そりゃ、あれじゃないか、『王子と乞食』じゃないか」と言う者もあろう。敢えて否定せず、観て驚いてもらう手もなくはないものの、やはりここはキッパリと言っておく。「まっっっっったく違います」。まず、王子は出ない。乞食と入れ替わるのは金持ちであり、また、金持ちも乞食も「家族」、つまり複数だ。単数より多い。多けりゃ勝ちというものではないが。
 現代における道化としての、金持ちの家族と乞食の家族。彼らは、紋切型の言葉で言えば日常的な生活空間からこぼれ落ちた人々だが、それだけに、或る演劇的な佇まいを見せている。彼らほど、我々の今を代表する道化師にふさわしい者たちはいない。
 これ以上のことは、ちょっと、まってください。
主宰 ケラリーノ・サンドロヴィッチ


チケット
チケット料金:6,900円(前売・当日共/全席指定/税込)
学生割引券:4,300円(東京公演のみ/前売のみ/税込/チケットぴあのみ)
東京公演チケット発売開始:9/9(土)
cubit チケット先行受付:7/19(水)12:00〜8/1(火)12:00
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2017年05月06日

アンティゴネ〜時を超える送り火(2017年5月6日観劇)

5/4-5/7 「アンティゴネ〜時を超える送り火」(ふじのくに野外芸術フェスタ2017)@駿府城公園紅葉山庭園前広場特設会場
May.6th.'17観劇。
 舞台全面に水が張られていて、まさに池。そこにいくつかの島が作られている。
 開演の前から数人が池の中で静かにきわめてゆっくりと歩いている。
 開演前には石井萠水が前説を務める。連日の池の中の演奏のせいか、声がハスキーになっているようす。
 Mover(M)もSpeaker(S)も池に浸かりながら舞台が展開する。終演後、舞台の池に手を浸けて温度を確認すると、常温の水であった。ここに1時間以上浸かりっぱなしというのはかなりの苦行ではないか。
 そうしたなか、アンティゴネ(M)とクレオン(M)の二人だけはそれぞれに中央の島、上手の島で演じている。積み上げた岩の上で孤高の闘いを繰り広げるアンティゴネ(美加理)、そして、それに対峙するクレオン(大高浩一)。
 二元論を振りかざすギリシャ悲劇のひとつ「アンティゴネ」を題材にしつつも、政治的あるいは宗教的正義のいかんにかかわらず、ひとを悼むこころ、鎮魂歌、人間尊厳、ひいては人類讃歌を謳いあげている。

上演時間
18:35-20:00
カーテンコール1回3分

スタッフ
構成・演出:宮城聰/音楽:棚川寛子/空間構成:木津潤平/衣裳デザイン:高橋佳代/照明デザイン:大迫浩二/ヘアメイク:梶田キョウコ

キャスト
アンティゴネ:本多麻紀(S)/美加理(M)
クレオン:阿部一徳(S)/大高浩一(M)
イスメネ:榊原有美(S)/布施安寿香(M)
ハイモン:若菜大輔(S)/大内米治(M)
テイレシアス:吉植荘一郎(S)/渡辺敬彦(M)
番兵:貴島豪(S)/泉陽二(M)
僧侶:貴島豪
ポリュネイケス:三島景太
エテオクレス:武石守正
合唱隊:赤松直美/桜内結う/鈴木真理子/舘野百代/寺内亜矢子/永井健二/牧山祐大/森山冬子/山本実幸
演奏隊:石井萠水/加藤幸夫/佐藤ゆず/大道無門優也/宮城嶋遥加/吉見亮

特設舞台外観

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2017年03月20日

「真夏の夜の夢」(2017年3月20日観劇)

2/25-3/20「真夏の夜の夢」(SPAC 秋→春のシーズン 2016-2017)@静岡芸術劇場
Mar.20.'17.M.観劇。「恋の媚薬がまきおこす、てんやわんやのお祭りさわぎ!」。「真夏の夜の夢」という恋の群像劇。3年前のSpac公演以来の2回目の観劇
 ケラ版「真夏の夜の夢」ともいうべき「陥没」(シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ20th 2017 昭和三部作・完結編)を観て、改めてこのSpac「真夏の夜の夢」を観たくなり、千秋楽に観劇。
 前回観劇時は最前列中央ブロック下手で観劇したので、今回は最前列中央上手で観劇。
 主役の本多そぼろを真横から楽しみながら、正面にたきいタイテーニアを望む席での観劇になった。クライマックスの本多そぼろアリスに大感激。

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本日のプレトークと桜
石井萠水さん
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上演時間
第一幕 1405-1515
幕間 パックのクイズコーナー
第二幕 1531-1624
カーテンコール4回5分
宮城御大の急きょの出演かつ千秋楽ということで若干尺が伸びたようです。その分楽しめましたよ〜(*´∇`*)
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スタッフ
演出:宮城 聰/作:ウィリアム・シェイクスピア 小田島雄志訳『夏の夜の夢』より/潤色:野田秀樹/音楽:棚川寛子

キャスト 3/20限定
そぼろ:本多麻紀
ときたまご:池田真紀子
板前デミ:大道無門優也(武石守正:大道無門優也脚負傷により)
板前ライ:泉陽二
割烹ハナキン主人:大高浩一
仲居おてもと:桜内結う
福助:小長谷勝彦

オーベロン:貴島豪
タイテーニア:たきいみき
パック:牧山祐大
メフィストフェレス:渡辺敬彦

氷屋:加藤幸夫
豆腐屋:宮城 聡
酒屋:春日井一平

年の精:森山冬子
妖精:鈴木真理子
あたしの精:赤松直美
あたしの精:木内琴子
あたしの精:ながいさやこ
目が悪い精:吉見亮
目が悪い精:渡邊清楓
耳が悪い精:佐藤ゆず
耳が悪い精:若宮羊市
夏の精かしら:河村若菜

作品について spac.or.jp/midsummer_2017.html から抜粋
 その恋、気のせい!?いいえ、木の精のしわざかも…
 妖精、悪魔、人間が繰り広げる、SPAC「祝祭音楽劇」の真骨頂!
 世界的に活躍する劇作家・演出家の野田秀樹が、シェイクスピアの恋物語を大胆に潤色。
 富士山麓の「知られざる森」を舞台に、原作には登場しない悪魔メフィストフェレスを忍び込ませ、見る者を夢と悪夢のはざまへと誘う。その巧みな言葉遊びに、宮城聰ならではの機知に富んだ演出と躍動感あふれる打楽器のリズムが絡み合い、幻想的な森の異世界が立ちあがる!2011年に初演、14年にはロングラン上演を成功させ、「フェスティバル/トーキョー15」のオープニングを飾ったSPACの大ヒット作が、三たび、静岡芸術劇場に堂々登場!!
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2017年03月04日

「足跡姫 〜時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜」(2017年3月4日観劇)

2017/1/18-3/12「足跡姫 〜時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜」(NODA・MAP第21回公演)@東京芸術劇場プレイハウス
 Mar.4.'17.M.観劇。いまは亡き中村勘三郎へのオマージュ。オマージュなんかシャラクセイ!という野田が勘三郎に贈るオマージュ作品。
 舞台は江戸時代、初代勘三郎が猿若と言っていた時代、その歌舞伎草創期の「カブク」精神を物語に見事に取り込んでいる。猿若がその劇団の舞を江戸城で披露する頃、由比正雪の乱があったという史実があり、そこから生まれた物語。「肉体の芸術ってつらいね、死んだら何も残らないんだものな」との想いを持つ野田が「肉体を使う芸術、残ることのない形態の芸術」について書いてみたいと思い続けてきた作品である。
 野田、夢の遊民社の得意とする知的な言葉遊びが随所にちりばめられていて、その幾分かにウケルことができた。(以下作成中)
 

上演時間
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1403-1520
休憩
1535-1632
カーテンコール3回4分

NODA・MAP「足跡姫」にみる勘三郎への思い http://style.nikkei.com/article/DGXMZO12500650T00C17A2000000?channel=DF280120166618

東京芸術劇場前広場
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プレイハウスホワイエにある舞台ミニチュア
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野田秀樹ノート http://www.nodamap.com/ashiatohime から抜粋
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作品紹介 ☆野田地図 -vol.120☆から抜粋
「舞台は、江戸時代です。作品は、中村勘三郎へのオマージュです。」
勘三郎さんへ捧ぐ、新作『足跡姫』。
「肉体を使う芸術、残ることのない形態の芸術」をモチーフに野田秀樹が書き下ろす!
集結するは、いまだかつてない最強キャスト!
”足跡姫”とは、一体何者なのか?
副題である”時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)”の意味するものとは?

スタッフ
作・演出:野田秀樹
美術:堀尾幸男/照明:服部基/衣裳:ひびのこづえ/作調:田中傳左衛門/サウンドデザイン:原摩利彦/振付:井手茂太/映像:奥秀太郎/美粧:柘植伊佐夫
舞台監督:瀬ア将孝/プロデューサー:鈴木弘之

キャスト
宮沢りえ:三、四代目出雲阿国
妻夫木聡:淋しがり屋サルカワ
古田新太:死体/売れない幽霊小説家
佐藤隆太:戯けもの
鈴木 杏:踊り子ヤワハダ
池谷のぶえ:万歳三唱大夫
中村扇雀:伊達の十役人
野田秀樹:腑分けもの
秋草瑠衣子/秋山遊楽/石川朝日/石川詩織/大石貴也/上村 聡/川原田樹/末冨真由/鷹野梨恵子/手代木花野/土肥麻衣子/西田夏奈子/野口卓磨/野村麻衣/花島 令/福島 梓/本間健太/前原雅樹/松崎浩太郎/的場祐太/モーガン茉愛羅/吉田知生/吉田朋弘

チケット
12/10(土)チケット一般発売
(全席指定・税込)S席:9,800円/A席:7,800円/サイドシート:5,500円
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2017年02月21日

「陥没」(2017年2月21日マチネ)

2017/2/4-2/26「陥没」(シアターコクーン・オンレパートリー+キューブ20th 2017 昭和三部作・完結編)@シアターコクーン
Feb.21.'17.M.観劇。
 2009年の『東京月光魔曲』と2010年の『黴菌』で、昭和の東京をモチーフに作品を発表し、「昭和三部作」を目指したケラリーノ・サンドロヴィッチ。7年という時間を挟んで、いよいよ完結編となる3作目。
 昭和30年代の東京、東京オリンピックの前年を舞台とした恋愛群像劇で、まさにケラ版「真夏の夜の夢」ともいうべき作品。
 ケラさんの舞台は作品ごとに違う笑いを醸し出しているが、今回の笑いはかなり好きだ。
 瀬戸康史、松岡茉優の初めての舞台を観られたのはよかったし、想定以上に役者だ。でも、やはり小池栄子が一番!やっぱりいい役者。舞台の小池に惚れ直してしまった。

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上演時間
13:03-14:54
休憩
15:06-16:21
カーテンコール2回4分
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スタッフ
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
井上芳雄:木ノ内是晴
小池栄子:大門 瞳
瀬戸康史:木ノ内清晴/乞食/電器屋
松岡茉優:大東 結
山西 惇:八雲浜二/建設会社の人/乞食
犬山イヌコ:木ノ内 鳩/客の妻
山内圭哉:船橋/客/乞食/金貸し
近藤公園:下倉 渡/猫崎/乞食
趣里:道下ユカリ
緒川たまき:丸山窓子
山崎 一:諸星光作/乞食
高橋惠子:上妻ツマ子/乞食
生瀬勝久:大門 真/乞食/電器屋

(公式発表なし)
渋谷区統括神の妻(声):松永玲子?
その子(声):三宅弘城?

チラシから抜粋
 昭和4年=世界大恐慌の年を描いた「東京月光魔曲」(2009)、昭和20年=敗戦の年を描いた「黴菌」(2010)に続く「昭和三部作」完結編の舞台として選んだのは、東京オリンピックを二年後に控えた昭和37年の新宿のはずれ。建設されたはよいが、オープンにこぎつけられそうにない、あるレクリエーション施設。高度成長期で日本中が浮かれる中、どういうわけか時代の溝にはまってしまった一組の婚約中のカップルと、二人を取り巻く人々を描く群像劇になるでしょう。
 シリーズのラストを飾るに相応しい……と気持ちよくいい放てるような分かり易い派手さには欠ける舞台かもしれません。明示されないドラマにこそ豊かさがあると信じ、この手練れ揃いのキャストでのみ実現可能な、デリケートな会話劇を作るつもりです。御期待戴きたい。
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(チラシより)


作品紹介 bunkamura.co.jp/cocoon から抜粋
 「あったかもしれないオリンピックの物語」を題材にした待望のKERA新作書き下ろし!!
 2009年の『東京月光魔曲』と2010年の『黴菌』で、昭和の東京をモチーフに作品を発表し、「昭和三部作」を目指したケラリーノ・サンドロヴィッチ。7年という時間を挟んで、いよいよ完結編となる3作目が誕生する!
 2016年、読売演劇大賞最優秀作品賞・優秀演出家賞、芸術選奨文部科学大臣賞と大きな受賞が続く、ケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)の待望の新作書き下ろしです。
 出演は、その圧倒的な存在感でストレートプレイでも活躍している“ミュージカル界のプリンス”こと井上芳雄、2016年の読売演劇大賞・最優秀女優賞を獲得し、着実に舞台女優としてキャリアを積んでいる小池栄子、近年は演じた役どころが大きな話題になる活躍ぶりで、舞台『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』への出演など演劇においても精力的に活動を続ける瀬戸康史、現在放送中のドラマ『水族館ガール』主演など、映像作品での活躍も目覚ましく、いま最も旬な若手女優の一人である松岡茉優、大河ドラマ『真田丸』の江雪斎役も記憶に新しい山西惇、舞台『8月の家族たち August:Osage County』での好演も話題となった、KERA主宰の劇団ナイロン100℃の犬山イヌコ、多数の舞台出演に加え近年は『あさが来た』『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』他、ドラマに立て続けに出演し強い印象を残す山内圭哉、現在、舞台『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』出演中で山田洋次監督作品の常連でもある近藤公園、舞台『アルカディア』でその可憐さと高い演技力で好評を得た若手女優の注目株・趣里、今秋の舞台『キネマと恋人』主演にも期待が集まる女優・緒川たまき、昭和三部作に全作品出演、KERAの絶対的な信頼を得る山崎一、『黴菌』に続く昭和三部作の出演となり、品のある佇まいと確かな演技で観客を魅了する高橋惠子、現在主演ドラマ『侠飯〜おとこめし〜』に出演中、『黴菌』他、KERA作品には4作目の出演となる生瀬勝久、と、今が旬のオールスター豪華キャストが一堂に会し『陥没』の作品世界を力強く生み出します。

チケット
チケット料金(全席指定・税込):S席10,000円 A席8,000円 コクーンシート5,000円
一般発売11/26(土)10:00〜
MY Bunkamura先行販売(抽選制)受付期間:2016/10/13(木)12:00〜10/21(金)23:59
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2017年02月12日

冬物語(2017年2月12日千秋楽観劇)

1/16-2/12「冬物語」(SPAC秋▶春シーズン2016-2017)@静岡芸術劇場
Feb.12.'17観劇。
 冬は必ず春となるを実感できるシェイクスピアの作品。
 今作品は、松岡和子翻訳ホンをSpacがそのお家芸である「二人一役」(スピーカーとムーバーの役者の分離)で挑んだもの。
 シチリアの場面の重苦しさ、ボヘミアの場面の明るさ、そして再びシチリアの場面の讃歌。2時間半があっという間であった。
 スピーカーSとムーバーMの異体なるも同心なる存在に驚愕。
 松岡和子翻訳ホンの第三幕第二場。ポーライナS(本多麻紀)の真摯な絶叫にこころが凍る。そして目の前ではポーライナM(たきいみき)の真っ赤な目とすすり泣き。冬物語の主役はやはりポーライナであることを再確認した。

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上演時間
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14:04-15:19 (ホンの)第三幕まで
休憩
15:35-16:38
カーテンコール3回4分

スタッフ
演出:宮城聰/作:ウィリアム・シェイクスピア/翻訳:松岡和子/音楽:棚川寛子

キャスト
(S):スピーカー/(M):ムーバー
アーキデイマス:小長谷勝彦(S)/赤松直美(M)
カミロー:吉植荘一郎(S)/牧山祐大(M)
ポリクセネス:貴島豪(S)/泉陽二(M)
リーオンティーズ:阿部一徳(S)/大高浩一(M)
ハーマイオニ:布施安寿香(S)/美加理(M)
マミリアス:山本実幸(S)/ながいさやこ(M)
侍女:赤松直美/佐藤ゆず
アンティゴナス:武石守正(S)/吉見亮(M)
ポーリーナ:本多麻紀(S)/たきいみき(M)
牢番:小長谷勝彦(S)/佐藤ゆず(M)
エミリア:木内琴子(S)/桜内結う(M)
従者:[前半]大内米治(S)[後半]横山央/桜山本実幸(M)
役人:赤松直美(S)/貴島豪(M)
漁師父:阿部一徳(S)/小長谷勝彦(M)
漁師息子:吉植荘一郎(S)/横山央(M)
時(オートリカス):木内琴子(S)/武石守正(M)
パーディータ:美加理(S)/布施安寿香(M)
フォローリツェル:若菜大輔(S)/大内米治(M)
ダーシャ:赤松直美(S)/桜内結う(M)
モニカ:ながいさやこ(S)/佐藤ゆず(M)

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2017年02月04日

二兎社公演41「ザ・空気」(2017年2月4日マチネ観劇)

2017/1/20-2017/2/12「ザ・空気」(二兎社公演41)@東京芸術劇場シアターイースト
Feb.4th.'17.M観劇。
 2016年正月の公演40「書く女」以来の二兎社公演。報道現場を通じて、日本の「今」を描いく永井愛の最新作。迷走するテレビ局の報道現場を通して、日本を覆う奇妙な“空気”の正体に迫る新作。
 今回は、二兎社の最新情報によると特に朝日新聞、しんぶん赤旗サイドの反応がいい作品です。今回のハコは、かつて、いちご🍓色が好きで、いまも朝日新聞を愛読しているであろう雰囲気の高齢者が多い。
 永井愛さんの現状認識に基づくフィクションとして鑑賞しました。各キャストはそれぞれにいい味出しています。さすが永井愛さんの演出です。

作品紹介
 報道現場を通じて、日本の「今」を描いく永井愛の最新作。迷走するテレビ局の報道現場を通して、日本を覆う奇妙な“空気”の正体に迫る、永井愛の2年ぶりの新作が登場!
 人気報道番組の報道開始まであと数時間。ある“懸念”をきっかけに現場は対応に追われ始める。決定権を握るのは・・・空気?

上演時間
14:02-15:44
カーテンコール2回2分
 
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作者コメント
 「本当は賛成したかったのに、反対の方に手をあげた」とか、「励ましたかったのに、黙っていた」など、意に反する行動をとってクヨクヨした経験は誰しもあると思います。
 その理由は、「そんなことできるような空気じゃなかったから…」。
 ええ、よくわかります。
 そこで、理屈を超えて私たちを支配する、この「空気」について描いてみたいと思いました。
 中心となるのは、あるテレビ局の中堅幹部。彼と彼を取り巻く人々が、どのような空気に巻き込まれ、どのような行動をとることになるのか、ぜひ見届けてください。
 タイトルは『ザ・空気』です。
永井 愛【作・演出】


キャスト
田中哲司:今森俊一(編集長)
若村麻由美:来宮楠子(キャスター)
木場勝己:大雲要人(アンカー)
江口のりこ:丹下百代(ディレクター)
大窪人衛:花田路也(編集マン)

スタッフ
作・演出:永井 愛

チケット
先行予約で週末マチネ公演チケット確保。B列中央ブロック。
一般前売:12月3日(土)
(全席指定・税込 )一般 5,600円/25歳以下割引 3,000円 (枚数制限あり。要証明書提示。東京芸術劇場ボックスオフィス、チケットぴあ店舗にて取扱)/高校生以下 1,000円 (枚数制限あり。要学生証提示。東京芸術劇場ボックスオフィスのみ取扱)/当日券=開演の60分前より販売。
posted by shin at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 観劇 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする